EV戦略の代償は60億ドル。GM EV 戦略 撤退 2026 とガソリン車への回帰
ゼネラルモーターズ(GM)がEV戦略を大幅に縮小し、60億ドルの損失を計上。ガソリン車生産への回帰を決定した背景には、政府支援の打ち切りと市場の冷え込みがあります。
EV戦略の代償は60億ドル。かつて電動化への熱狂に包まれていた米自動車メーカーが、今、その代償を文字通り「支払って」います。昨日、ゼネラルモーターズ(GM)は投資家に対し、EV(電気自動車)の生産・販売計画を縮小することで、同社に60億ドルのコストが発生することを明らかにしました。しかし、さらに厳しい状況にあるのが競合のフォードです。同社は先月、EV戦略の失敗により195億ドルもの減損処理を行うと発表しています。
GM EV 戦略 撤退 2026:理想から利益へのシフト
GMはEVポートフォリオを完全に放棄したわけではありませんが、生産体制を大幅に見直しています。ミシガン州オリオン工場のシフトを削減し、EVではなく燃焼機関(ガソリン車)を搭載したピックアップトラックやSUVの組み立てに転用することを決定しました。キャデラック、シボレー、GMCの電動クロスオーバーやSUVなどは引き続き販売され、年内には新型バッテリーを搭載した「シボレー・ボルト」もラインナップに加わる予定です。
EV失速を招いた3つの要因
今回の「EV後退」には明確な背景があります。第一に、米政府が最大7500ドルのクリーン車両税額控除を廃止したことです。これにより、米国産EVの価格競争力が低下しました。第二に、政府が燃費規制を緩和し、非効率な車両の販売を実質的に容認し始めたこと。そして第三に、販売代理店側がEVの取り扱いに極めて否定的であるという現場の根強い抵抗です。
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