マイクロストラテジー、ビットコイン下落で124億ドル損失
マイクロストラテジーが2025年第4四半期に124億ドルの損失を計上。ビットコイン価格の急落が企業財務に与える影響を分析します。
124億ドル。これは、マイクロストラテジー(MSTR)が2025年第4四半期に計上した純損失額です。同社が保有する71万3502枚のビットコインが、わずか3ヶ月で価値の3分の1近くを失ったことが原因でした。
ビットコイン暴落の軌跡
2025年10月1日、ビットコイン価格は約12万ドルの高値を記録していました。しかし年末までに約8万9000ドルまで下落し、さらに2026年2月5日現在では6万4000ドル台まで急落しています。
マイクロストラテジーの株価も連動して下落し、木曜日の取引では17%の大幅安となりました。これは同社にとって近年最悪の下落幅の一つです。
マイケル・セイラー会長率いる同社は、世界最大の企業ビットコイン保有者として知られています。現在の保有コストは平均7万6052ドルで、現在価格を大幅に上回っています。
企業戦略としてのビットコイン投資
マイクロストラテジーのケースは、企業がビットコインを資産として保有することのリスクを浮き彫りにしています。同社は22億5000万ドルの現金を保有しており、優先株の配当と債務利息を2.5年間カバーできる水準を維持していますが、ビットコイン価格の変動が業績に直接影響する構造となっています。
日本企業の多くは保守的な財務戦略を取っていますが、ソニーやソフトバンクなどの一部企業は暗号資産関連事業への投資を進めています。しかし、マイクロストラテジーのような大規模なビットコイン直接保有を行う日本企業は現在のところ見当たりません。
投資家の視点
暗号資産投資家にとって、マイクロストラテジーの株価はビットコイン価格の代理指標として機能してきました。しかし、同社の株価は保有ビットコインの価値に対してプレミアムで取引されることが多く、ビットコイン価格が下落する局面では、そのプレミアムが縮小する傾向があります。
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