ペルー・パタス郡の金鉱山襲撃事件で3名死亡 2026年の資源紛争
2026年元旦、ペルー北部のパタス郡で金鉱山襲撃事件が発生し、3名が死亡、7名が行方不明となりました。違法採掘と犯罪組織の利権争いが背景にあると見られています。ペルーの金輸出と治安問題の現状を解説します。
3名の命が失われ、7名が依然として行方不明です。ペルー北部の非正規鉱山で、武装集団による襲撃事件が発生しました。新年を控えた深夜の悲劇に、現地当局は警戒を強めています。
ペルー・パタス郡の金鉱山襲撃事件の概要
カナールN(Canal N)が報じた動画によると、パタス郡のアルド・マリーノ市長は、襲撃が2025年12月31日の深夜、新年まであと1時間というタイミングで発生したと述べました。市長は警察からの情報として、「現時点で3名の死亡が確認され、7名が行方不明だが、遺体の収容が進めば死者数は最大15名に達する可能性がある」と懸念を表明しています。
ロイター通信によると、現場からは11発の薬莢が回収されました。鉱山会社ポデローサ(Poderosa)の警備担当者も、銃声を聞いて現場に駆けつけた際、3人の遺体を発見したと証言しています。警察はすでに容疑者2名を拘束し、捜査を継続しています。
違法採掘と犯罪組織による支配の背景
事件が起きたラ・リベルタ州は、世界最大級の金鉱山であるラグナス・ノルテが存在する一方で、多くの非正規鉱山が点在する地域です。これらの鉱山は、利権を狙う犯罪組織の争いの場となっており、2025年5月にも同様の地域で13名が殺害される事件が発生していました。
ペルーは2024年に155億ドル規模の金を輸出しましたが、金融当局の推計によれば、その約40%が違法な事業によるものとされています。政府は採掘の正規化(REINFO許可)を進めていますが、2025年7月には約5万件の許可を停止するなど、管理体制の強化と治安維持の間で苦慮しています。
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