アイルランド文化相が「XのCSAMは利用者の自己責任」と発言、プラットフォーム免責を主張
アイルランドのオドノヴァン文化相が、X(旧Twitter)上の児童性的虐待コンテンツ(CSAM)について「プラットフォームに責任はなく利用者の選択」と発言し波紋を広げています。過去にブラウザ禁止を訴えた同氏の姿勢との矛盾や、テック企業の規制の在り方を巡る議論を Chief Editor が分析します。
プラットフォームの責任か、それとも利用者の選択か。アイルランドの文化相による発言が、デジタル倫理と児童保護の在り方を巡り波紋を広げています。SNS上の不適切なコンテンツを巡る議論において、これまでの常識を覆す見解が示されました。
アイルランド文化相 X 児童性的虐待コンテンツ 責任の所在を巡る発言
アイルランドの文化大臣であるパトリック・オドノヴァン氏は、ダブリンで開催された会議において、SNSプラットフォームの「X(旧Twitter)」上で生成・共有されるCSAM(児童性的虐待コンテンツ)について、プラットフォーム側に責任はないとの認識を示しました。オドノヴァン氏は、コンテンツがオンデマンドで生成されサーバーに保存・送信されていたとしても、それを視聴する「利用者側に責任がある」と主張しています。
同氏は会議の出席者に対し、政府高官らが引き続きXを利用することを擁護しました。その上で、プラットフォーム上の不適切なコンテンツへのアクセスを「個人の選択」の問題として枠付けし、サービス提供側の法的・倫理的責任を否定する姿勢を鮮明にしました。この発言は、テック企業への規制を強化しようとする世界的な潮流とは対照的なものとして注目されています。
過去の政策との整合性と批判の声
今回の発言が大きな議論を呼んでいる背景には、オドノヴァン氏の過去の政治的スタンスとの矛盾があります。同氏はかつて、匿名でのアダルトコンテンツ閲覧を阻止するために「Webブラウザの禁止」を提案したこともある人物として知られています。かつては厳しい閲覧制限を主張していた一方で、現在のXに対しては「個人の選択」を強調してプラットフォームの責任を免除しようとする姿勢に対し、一貫性の欠如を指摘する声が上がっています。
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