ジョリビー、韓国火鍋チェーンを買収へ——米上場前の海外戦略が加速
フィリピンのファストフード大手ジョリビーが韓国の火鍋チェーン「All Day Fresh」を買収。2027年の米国上場を控え、海外展開を積極化する戦略の意図とは?
東南アジアの「マクドナルド」と呼ばれるジョリビーが、また一つ新しい市場に足を踏み入れる。今度の舞台は韓国だ。
フィリピン最大のレストランチェーンジョリビーフーズは2月17日、韓国の火鍋チェーン「All Day Fresh」を買収すると発表した。買収金額は明らかにされていないが、同社が2027年に予定している海外事業の米国上場に向けた重要な布石となる。
アジアを席巻する「甘いスパゲティ」の戦略
ジョリビーといえば、甘いソースのスパゲティと笑顔のミツバチマスコットで知られるフィリピン発のファストフードチェーンだ。国内では1,500店舗以上を展開し、マクドナルドを上回る市場シェアを誇る。
今回の買収は、同社の海外展開戦略の最新章といえる。ジョリビーはすでに米国、カナダ、中東、東南アジア各国に進出しており、海外店舗数は600店舗を超える。特に注目すべきは、フィリピン系移民の多い地域だけでなく、現地の味覚に合わせた商品開発で新市場を開拓していることだ。
韓国市場への参入は、単なる地理的拡大以上の意味を持つ。韓国は世界有数の外食産業大国であり、K-POPやドラマブームで東南アジア文化への関心も高まっている。All Day Freshの火鍋という業態も、ジョリビーの従来のファストフードとは異なる新しい挑戦だ。
米上場という「大きな賭け」の前哨戦
今回の買収発表で最も注目すべきは、2027年の米国上場計画との関連性だ。ジョリビーは海外事業を分離し、米国市場で株式公開する予定を明らかにしている。
この戦略には明確な狙いがある。海外事業の独立上場により、より多くの資金調達が可能になり、グローバル展開を一気に加速できる。また、米国の投資家にとっても、アジア市場に精通した成長企業への投資機会となる。
韓国でのAll Day Fresh買収は、この文脈で見ると戦略的な意味が浮かび上がる。米国投資家に対し、ジョリビーが単なる「フィリピンのローカル企業」ではなく、多様な業態と市場を理解するグローバル企業であることを示す必要があるのだ。
日本市場への示唆
ジョリビーの積極的な海外展開は、日本の外食産業にとっても無視できない動きだ。日本では吉野家やすき家などの牛丼チェーンが海外展開を進めているが、ジョリビーほどの規模とスピードには及んでいない。
特に興味深いのは、ジョリビーが現地の食文化を尊重しながらも、独自の味付けやサービスで差別化を図っていることだ。日本企業が海外展開する際の「現地化 vs 日本らしさ」というジレンマに対し、一つの解答を示しているともいえる。
本コンテンツはAIが原文記事を基に要約・分析したものです。正確性に努めていますが、誤りがある可能性があります。原文の確認をお勧めします。
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