恐怖指数9、なのにビットコインは崩れない
ビットコインは約670万円で横ばいが続く。SNS感情は5週間ぶりの最悪水準、恐怖指数は9と極端な恐怖圏にあるが、機関投資家の買いが価格を下支えしている。その構造的矛盾が示す意味とは。
恐怖指数が9を示しているとき、過去のビットコイン市場では何が起きていたか。2022年のLUNAショック、FTX崩壊——いずれも20〜30%の単日暴落を伴う「本物の降伏」だった。ところが今、同じ水準の恐怖が1か月以上続いているにもかかわらず、ビットコインは6万5000〜7万3000ドルのレンジで静かに横ばいを続けている。
感情と価格が語る「まったく別の物語」
2026年4月5日現在、ビットコインは6万7100ドル(約970万円)付近で取引されている。週末を通じてほぼ変動がなかった。しかしその「静けさ」の裏側では、市場心理が急速に悪化している。
ブロックチェーン分析企業Santimentが4月4日に公開したデータによると、X(旧Twitter)、Reddit、Telegramなどのプラットフォームにおけるビットコイン関連の投稿は、弱気4に対して強気が5という比率——つまり強気より弱気の声が多い状態が5週間ぶりに戻ってきた。この水準に最後に達したのは、2月28日に「オペレーション・エピック・フューリー」が始まり、ビットコインが6万5000ドルを割り込んだ日だった。
CoinDeskの恐怖と欲望指数(Fear and Greed Index)は9と、極端な恐怖圏に1か月以上固定されている。過去には同水準に達した際、必ず大きな価格崩壊が伴っていた。今回は違う。価格は崩れず、感情だけが崩れている。
なぜか。答えは機関投資家のフローデータに隠れている。
「床」を作っているのは誰か
2026年3月、ビットコインETFは約5万BTCを吸収した。これは2025年10月以来最高の月間ペースだ。資産運用会社Strategyはさらに4万4000BTCを追加購入。そしてモルガン・スタンレーは手数料0.14%という低コストのビットコインETFの承認を受け、1万6000人のファイナンシャルアドバイザーと6兆2000億ドルの運用資産へのアクセスが開かれた。
これらの数字が示すのは、機関投資家の買いが価格の「床」を形成しているという事実だ。戦争のヘッドライン、トランプ前大統領の発言、4億300万ドル規模の清算イベント——これらを5週間にわたって吸収しながら、ビットコインはコンフリクト開始時から5%以内の水準に留まっている。
しかし「床を作る」ことと「上昇する」ことは別の話だ。
機関が買い、クジラが売る
CoinDeskの分析によると、30日間の見かけ上の需要はマイナス6万3000BTC——機関投資家が吸収するペースを上回る速さで、市場の残りの部分が売却している。
特に注目すべきは大口保有者の動向だ。1000〜1万BTCを保有するクジラ層は、1年前には年間20万BTCを積み増していたが、現在は18万8000BTCを削減している。これは記録的な分配サイクルの一つとされる。
ビットコインの4月は歴史的に強い月だ。過去15年間で10回陽線で終わり、平均上昇率は20.9%に達する。だが、戦争のヘッドライン、マイナスのコインベースプレミアム、記録的なクジラの分配、そして一桁台の恐怖指数が重なる局面で、季節性だけを頼りにするのは難しい。
日本市場への視点:「安全資産」の再定義
日本の個人投資家にとって、この局面は二つの問いを突きつける。
一つは、円安局面でのビットコインの位置づけだ。円建てで見ると、ビットコインは依然として970万円前後という高水準にある。為替の影響を受けやすい日本の投資家にとって、ドル建ての横ばいが円建てではまた別の動きに見えることがある。
もう一つは、機関化の流れだ。モルガン・スタンレーのETF承認が示すように、ビットコインは「個人の投機商品」から「機関のポートフォリオ資産」へと構造的に移行しつつある。日本でもSBIやマネックスなどが暗号資産関連サービスを拡充しており、この流れは無縁ではない。
Mercado Bitcoinの調査では、主要な地政学的・経済的ショックの後60日間において、ビットコインは金やS&P500を上回るリターンを示してきたという。イラン紛争という現在進行中のショックが、その法則を再現するかどうかは、まだ誰にもわからない。
本コンテンツはAIが原文記事を基に要約・分析したものです。正確性に努めていますが、誤りがある可能性があります。原文の確認をお勧めします。
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