統一教会の「ナンバー2」を再聴取。政界工作と韓日海底トンネルを巡る疑惑の深層
2025年12月28日、韓国警察は世界平和統一家庭連合のナンバー2、鄭元周氏を再聴取。韓日海底トンネル計画を巡る政界工作や金建希氏への贈賄疑惑を追及しています。
聖域の裏側で、巨額の資金が政界へと流れていたのでしょうか。韓国警察は2025年12月28日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の最高指導者、韓鶴子総裁の最側近とされる鄭元周前秘書室長を被疑者として召喚し、再聴取を行いました。これは、宗教団体による政界への不適切な資金提供疑惑を解明するための重要なステップとなります。
政界を揺るがす「裏金」疑惑の構図
聯合ニュースによると、教団の資金管理を統括し、組織のナンバー2とも目されていた鄭元周氏は、同日午前中にソウルの警察庁に出頭しました。警察は、教団側が2018年から2020年にかけて、与野党を問わず複数の政治家に違法な資金を提供した疑いがあるとして、捜査を拡大しています。
特に注目されているのは、失職した尹錫悦前大統領の妻、金建希氏との癒着疑惑です。教団側が何らかの便宜を期待して、金氏に高級ブランド品などの贈り物を提供したとされており、今月に入り辞任した田載秀前海洋水産相らを含む複数の政界関係者への資金流入についても、裏付け捜査が進められています。
海底トンネル計画と政治的対価の関連性
今回の聴取における最大の焦点の一つは、教団が推進してきた「韓日海底トンネル」建設プロジェクトです。警察は、教団がこの大規模プロジェクトを有利に進めるため、政治家に対して働きかけを行っていた可能性が高いとみています。
記者
関連記事
韓国・李在明政権が統一白書で対北政策を「平和的二国家共存」へ転換。人権・脱北者への言及が激減する一方、北朝鮮は憲法から統一条項を削除。朝鮮半島の未来はどこへ向かうのか。
韓国特別検察チームは、尹錫悦前大統領の戒厳令宣布の半年以上前から、国防防諜司令部が準備を進めていた痕跡を確認したと発表。民主主義の制度的脆弱性をめぐる問いが浮かび上がる。
韓国の尹錫悦前大統領の反乱罪控訴審が4月27日にソウル高裁で始まった。一審の無期懲役判決に対し、検察側は死刑を求め、弁護側は法廷の合憲性を争う。韓国民主主義の岐路を多角的に読み解く。
韓国のイ・ジェミョン大統領が、北朝鮮へのドローン侵入に「遺憾」を表明。国家情報院職員と現役軍人の関与が判明。南北関係の修復は可能か、東アジアの安全保障に何を意味するのか。
意見
この記事についてあなたの考えを共有してください
ログインして会話に参加