ニコライ・ムラデノフ氏が「ガザ平和委員会」事務局長に指名、2026年トランプ和平案の鍵へ
2026年1月8日、ネタニヤフ首相は元国連特使ニコライ・ムラデノフ氏をガザ平和委員会事務局長に指名。トランプ和平案に基づき、ドイツ、フランスなど主要国が参加する国際的な復興と治安管理が始まろうとしています。
ガザの未来を誰が担うのでしょうか。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は2026年1月8日、かつて国連中東和平特使を務めたニコライ・ムラデノフ氏が、アメリカ主導のガザ「平和委員会」を率いることになると発表しました。ロイター通信などが報じたところによれば、この人事はドナルド・トランプ米大統領が提唱する「ガザ戦争終結のための20項目プラン」の核心を成すものと見られています。
ニコライ・ムラデノフ氏が「ガザ平和委員会」の事務局長に就任へ
エルサレムで行われた会談後、ネタニヤフ首相はブルガリア出身の外交官であるムラデノフ氏を、新設される平和委員会の「次期事務局長」として紹介しました。同委員会は、ガザ地区における新しい技術官僚(テクノクラート)政府の監視、ハマスの武装解除、国際治安部隊の配備、そして壊滅的な打撃を受けた地域の復興を統括する役割を担います。アグシオス(Axios)の報道によれば、この委員会にはアメリカのほか、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、サウジアラビア、カタール、エジプト、トルコといった主要国が参加する見通しです。
和平への険しい道のりと現状
トランプ氏のプランにより、2025年10月にイスラエルとハマスの間で脆弱な停戦が成立しましたが、現地での衝突は完全に収まってはいません。ガザ保健省の発表によると、停戦の初日となった2025年10月11日以降、イスラエル軍の攻撃によって少なくとも425人のパレスチナ人が死亡したとされています。国際社会からは人道危機の深刻化を懸念する声が上がっており、ムラデノフ氏には対立する両者の均衡をいかに保つかという極めて困難な舵取りが求められています。
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