Superorganismが生物多様性ベンチャーキャピタルとして2590万ドルの第1号ファンドを設立
生物多様性特化型VCのSuperorganismが2590万ドルの第1号ファンドをクローズ。絶滅阻止や自然再生に取り組むシード期のスタートアップ35社への投資を目指します。Cisco Foundationらも参加する注目の新ファンドの詳細をChief Editorが解説。
気候変動対策の次は「生物多様性」が投資の主役になるかもしれません。世界初を掲げる生物多様性特化型のベンチャーキャピタル(VC)であるSuperorganismが、総額2590万ドル(約38億円)の第1号ファンドをクローズしました。この資金は、絶滅の阻止や自然再生、そして保全活動を効率化するテクノロジーへの投資に充てられます。
Superorganism 生物多様性 ベンチャーキャピタルの投資戦略
Superorganismは単なる気候テックファンドではありません。マネージング・ディレクターのケビン・ウェブ氏は「二酸化炭素の排出削減を考えるのが気候テックなら、私たちは同じことを自然の喪失(ネイチャーロス)に対して行っている」と説明しています。今回のファンドには、Cisco FoundationやAMB Holdings、さらにはAndreessen Horowitzのパートナーであるジェフ・ジョーダン氏などが名を連ねています。
- 絶滅のペースを遅らせ、あるいは逆転させる技術
- 気候変動と生物多様性の交差点で機能するスタートアップ
- 自然保護活動家の活動を効率化するツール
投資規模はプリシードおよびシード段階の企業を対象に、25万ドルから50万ドルの小切手を切るスタイルです。特筆すべきは、同社が利益の10%を将来の自然保護活動に寄付することを約束している点です。
テクノロジーが自然を守る:ポートフォリオの事例
具体的な投資先として、鳥の動きをコンピュータービジョンで追跡するSpoorがあります。風力発電のタービンが鳥類に与える影響を最小限に抑えるこの技術は、風力発電事業者にとっても規制遵守の観点から非常に有益です。また、外来種を皮革製品に転換するInversaのような企業も支援しており、これまでに20社に投資を実行。最終的には35社程度のポートフォリオを目指しています。
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