エジプトとサウジアラビアの外交 2026:UAEとの対立が深まる中での「同一歩調」
2026年1月5日、エジプトとサウジアラビアはイエメン・スーダン情勢における「同一歩調」を宣言。UAEとのライバル関係が深まる中、中東のパワーバランスにどのような影響を与えるのかを分析します。
かつての盟友たちが、今や静かな火花を散らしています。エジプトとサウジアラビアは、イエメンやスーダンなどの紛争地において、両国の立場が「完全に一致している」ことを強調しました。これは、急速に影響力を強めるアラブ首長国連邦(UAE)とのライバル関係が浮き彫りになる中で、異例ともいえる結束の誇示となっています。
エジプトとサウジアラビアの外交 2026 における結束の背景
ロイター通信によると、2026年1月5日、カイロで行われた会談でエジプトのシーシ大統領とサウジアラビアのファイサル外相は、地域の危機に対して「平和的解決」を目指すことで合意しました。両国は、国家の統一と主権の維持を最優先事項として掲げ、特にイエメン、スーダン、ソマリア、ガザ地区の情勢について協議を行いました。
特にイエメンでは、複雑な勢力図が形成されています。サウジアラビアが主導する対話の呼びかけに対し、UAEが支援する南部遷移評議会(STC)が歩み寄りを見せています。2025年末に2つの戦略的拠点を制圧し緊張を高めていたSTCですが、そのリーダーであるズバイディ氏率いる代表団が、対話のためにサウジアラビアを訪問する予定であると報じられています。
深まるUAEとの溝とアフリカの角を巡る争い
中東の枠を超え、アフリカ東部の「アフリカの角」でも陣取り合戦が激化しています。サウジアラビアがソマリア連邦政府との関係を強化する一方で、UAEはソマリアから独立を宣言したソマリランドやエチオピアに急接近しています。さらに、イスラエルによるソマリランド承認の動きがUAEに歓迎されたのに対し、サウジアラビアがこれを非難するなど、外交的断絶が鮮明になっています。
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