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帯状疱疹ワクチンが認知症を20%減らす?老化を遅らせる意外な発見
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帯状疱疹ワクチンが認知症を20%減らす?老化を遅らせる意外な発見

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帯状疱疹ワクチンが認知症リスクを20%削減し、生物学的老化を遅らせる効果があることが判明。しかし日本での接種率は低く、研究資金も不足している現状とは。

薬局の棚に並ぶワクチンが、私たちの脳と体を若く保つ「不老の薬」かもしれない。そのワクチンとは、帯状疱疹ワクチンだ。

水疱瘡にかかったことがある人なら、そのウイルスは体内に潜伏している。帯状疱疹は同じ水痘・帯状疱疹ウイルスが後年再活性化することで起こり、数週間続く激しい痛みを伴う赤い発疹を引き起こす。一部の患者は生涯にわたって神経痛に苦しむことになる。

2006年に登場した最初の帯状疱疹ワクチンは、それだけでも大きな公衆衛生上の勝利だった。しかし、その恩恵は当時私たちが認識していたよりもはるかに大きいかもしれない。

認知症リスクを20%削減する驚きの効果

過去1年間で、帯状疱疹ワクチンが痛みを伴う皮疹を防ぐだけでなく、認知症を予防し生物学的老化を遅らせる可能性があることを示す研究が相次いで発表されている。

スタンフォード大学パスカル・ゲルトセッツァー研究者は、2013年にウェールズで設定された新しい接種基準に注目した。1933年9月2日以前に生まれた人は対象外、それ以降に生まれた人は対象となったのだ。年齢差がわずか数週間で、他の条件はほぼ同じ2つのグループが存在する、理想的な「自然実験」環境だった。

その結果は驚くべきものだった。2025年4月に発表された研究によると、帯状疱疹ワクチンを接種した人は認知症診断リスクが20%低かった。この結果はオーストラリアとカナダでの同様の研究でも再現され、2025年12月の研究では既に認知症を患っている人でも病気の進行が遅くなることが示された。

最近の研究では、米国政府の健康調査から採取された血液サンプルのバイオマーカーデータを分析。ワクチン接種が全体的な生物学的老化の減速、炎症の低下、細胞損傷の軽減と関連していることが判明した。これは慢性炎症が時間をかけて体を徐々に損傷し、様々な慢性疾患を引き起こすという理解と一致している。

研究資金不足という現実

既存の研究は主に初期のワクチンに焦点を当てているが、2018年にはさらに優れたシングリックスが市場に登場した。臨床試験では90%以上の症例で帯状疱疹を予防し、神経損傷の予防でも同様の成功を収めている。

しかし、シングリックスにも同様のアンチエイジング効果があるかは分からない。理想的には無作為化臨床試験を実施すべきだが、ゲルトセッツァー氏は資金調達に苦労していると語る。

「公衆衛生および医療コミュニティを真に納得させるには、認知症予防と認知機能に対する帯状疱疹ワクチンの効果について真の臨床試験、無作為化試験が必要です。しかし商業的関心は低く、全く簡単ではありません」

製薬会社は長年ワクチン事業から撤退しており、この傾向は悪化している。皮肉にも、帯状疱疹ワクチンはマラリアワクチン開発中の科学投資が予想外の形で実を結んだ例だったが、今は資金が不足している。

日本の高齢化社会への示唆

日本は世界最高水準の高齢化社会を迎えており、認知症患者数は2025年には700万人を超えると推計されている。しかし、帯状疱疹ワクチンの接種率は30%程度と低迷している。

接種率が低い背景には、男性、低所得者層、慢性疾患のない人々の接種率の低さがある。これは主に医療アクセスの問題を示唆している。さらに、高齢者の間でもワクチン忌避が広がっており、肺炎球菌やインフルエンザワクチンの接種率も低下傾向にある。

厚生労働省は帯状疱疹ワクチンを50歳以上に推奨しているが、費用は自己負担で2万円程度かかる。一部の自治体では助成制度があるものの、全国的な普及には課題が残る。

興味深いことに、帯状疱疹は30〜40代でも増加傾向にあり、研究で示されたアンチエイジング効果が長年持続することを考えると、より若い世代への接種拡大も検討に値するかもしれない。

本コンテンツはAIが原文記事を基に要約・分析したものです。正確性に努めていますが、誤りがある可能性があります。原文の確認をお勧めします。

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