沈黙を破った『60ミニッツ』、トランプ政権の強制送還報道を1ヶ月遅れで放映
CBSニュースの『60ミニッツ』が、バリ・ワイス編集局長によって一度は差し止められたトランプ政権の強制送還に関する報道を放映しました。局内の内部対立を経て、エルサルバドルのCECOT刑務所に送られた人々の実態が1ヶ月遅れで明らかになりました。
報道の独立性か、それとも政治的配慮か。米国の老舗報道番組『60ミニッツ』が、一度はお蔵入りとなったトランプ政権の強制送還に関する調査レポートをようやく放映しました。AP通信によると、この放映は2026年1月18日(現地時間)に行われ、米メディア界を揺るがした内部対立の末の決断となりました。
CBS内部の亀裂:60ミニッツ トランプ政権 送還報道を巡る攻防
このレポートはもともと、2025年12月21日に放映される予定でしたが、CBSニュースのバリ・ワイス編集局長の指示によって急遽差し替えられました。担当記者のシャリン・アルフォンシ氏は、この決定を「ジャーナリズムの判断ではなく、政治的な判断だ」と厳しく批判し、局内で激しい論争が巻き起こっていました。ワイス氏は当時、レポートが政権側の視点を十分に反映していないと主張していましたが、外部からはトランプ政権への忖度ではないかという疑念の声が上がっていました。
修正された内容とエルサルバドルの厳しい現実
今回放映されたバージョンでは、以前の版にはなかったホワイトハウスや国土安全保障省の声明が追加されました。アルフォンシ記者は、政権側に何度も対面インタビューを申し込んだものの拒否されたと述べています。レポートの舞台となったのは、エルサルバドルの巨大刑務所「CECOT」です。過酷な環境で知られるこの施設に、米国から送還された人々が収容されている実態が描き出されました。番組内では、トランプ大統領がこの刑務所の運営について「遊びではない」と語る映像も挿入されています。
記者
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