元ブラジル警察局長、パラグアイで拘束 ―― ボルソナロ氏のクーデター未遂に関与し逃亡
ブラジルのボルソナロ前政権下でハイウェイ警察局長を務めたシルビネイ・バスケス氏が、パラグアイで拘束されました。2022年の投票妨害とクーデター未遂に関与し24年の判決を受けていた同氏は、パラグアイ市民になりすまして逃亡を図りましたが、空港で身分詐称が発覚。即座にブラジルへ送還されました。
国境を越えた逃亡劇は、空港での逮捕という結末を迎えました。ブラジルのジャイル・ボルソナロ前大統領によるクーデター未遂事件に関与し、有罪判決を受けていた元ハイウェイ警察局長が、隣国パラグアイで拘束されました。
空港でのなりすましが発覚、即座にブラジルへ送還
パラグアイ国家移民局(DNM)の発表によると、元警察局長のシルビネイ・バスケス氏は、2025年12月26日金曜日、パラグアイの首都アスンシオンにあるシルビオ・ペッティロッシ国際空港で拘束されました。バスケス氏はパラグアイ市民を装い、パナマ経由でエルサルバドルへ向かう便に搭乗しようとしていたところ、身分詐称が発覚しました。
ロイター通信によると、バスケス氏は拘束後すぐに、ブラジルとパラグアイを繋ぐ「友情の橋」を通じてブラジル連邦警察に引き渡されました。バスケス氏はブラジル国内で自宅軟禁を命じられていましたが、監視用の電子足輪を壊してパラグアイへ不法入国していたことが分かっています。
2022年大統領選での投票妨害とクーデターへの加担
バスケス氏が追及されているのは、2022年の大統領選挙における組織的な投票妨害です。当時、警察局長だった同氏は、左派のルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ候補(現大統領)の支持基盤が強い地域で、有権者の投票を妨げるために検問を実施した疑いを持たれています。この罪により、今月初めには24年を超える禁錮刑を言い渡されていました。
ボルソナロ陣営による司法逃れは、バスケス氏だけではありません。先月には元情報機関局長のアレクサンドル・ラマジェム氏も米国へ逃亡した後に逮捕状が出されています。一方、主犯とされるボルソナロ氏自身も、9月に禁錮27年の判決を受け、現在は服役中です。
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