イラン反政府デモ 2026:17州に広がる怒りと保守層の離反
2026年1月現在、イラン全土で反政府デモが激化しています。経済苦を背景に17州以上に拡大し、伝統的な支持基盤すらも揺るがす事態となっており、当局は武力鎮圧を強めています。
かつては体制への忠誠が誓われていた街からも、今は抗議の声が響いています。イラン全土の31州のうち、少なくとも17州でデモが発生しており、これは2022年以来、イスラム体制にとって最大級の試練となっています。
イラン反政府デモ 2026:経済苦から政治批判へ
BBCによると、今回の騒乱のきっかけは2025年12月28日、首都テヘランで起きた通貨リアルの急落でした。当初は経済政策への不満でしたが、今では最高指導者ハメネイ師やイスラム体制そのものを批判するスローガンが叫ばれています。
特に注目すべきは、伝統的に体制支持者が多いとされるコムやマシュハドといった都市でも抗議活動が確認されている点です。専門家は、政府の「支持基盤」までもが経済的な苦境によって疲弊している証拠だと指摘しています。
治安部隊の強硬策と犠牲者の増加
ハメネイ師が「暴徒をあるべき場所に置くべきだ」と発言して以降、当局は武力による鎮圧を強めています。人権団体HRANAの報告によれば、これまでに少なくとも35人が死亡したとされています。また、最強の精鋭部隊であるイスラム革命防衛隊(IRGC)も、街頭集会をこれ以上容認しないとの警告を発しています。体制側は「国民の懸念を聞く」という姿勢を見せつつも、国家の安全を脅かす者には断固として対処する構えです。
記者
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