ファーウェイ最新スマホ、中国製部品が60%に到達 ― 米国制裁が促した国産化の現在地
ファーウェイの最新スマホ「Pura 80 Pro」の分解調査で、中国製部品の比率が価値ベースで60%近くに達したことが判明。米国の制裁が、逆説的に中国の半導体国産化とサプライチェーン自立を加速させています。
米国の制裁網を、ファーウェイは自らの力で突き破ろうとしています。最新スマートフォンの分解調査から、中国製部品の比率が価値ベースで60%近くに達したことが、2025年12月25日付の日本経済新聞の報道で明らかになりました。これは、中国の半導体自給率向上に向けた、静かながらも力強い宣言と言えるでしょう。
分解調査で判明した「国産化率57%」
日本経済新聞が実施した分解調査によると、ファーウェイ(Huawei Technologies)の最新スマートフォン「Pura 80 Pro」に含まれる部品のうち、価値ベースで57%が中国製であることが判明しました。これは、米国の輸出規制が強化されて以降、国産部品への切り替えが著しく進んでいることを示しています。
特に、スマートフォンの頭脳にあたるCPU(中央演算処理装置)やメモリチップといった中核部品において、国産化が大きく進展している点が注目されます。これは、中国が国家レベルで推進する技術自立戦略の成果が、具体的な製品として市場に現れ始めたことを意味します。
制裁が逆説的に生んだ「国内サプライチェーン」
この動きはファーウェイ単体の話にとどまりません。中国政府は国有のAIデータセンターに対し、国産チップの使用を奨励しており、国全体で国内サプライチェーンの強化を図っています。米国の規制は、中国のテクノロジー企業を国際市場から切り離すことを目的としていましたが、結果として国内での技術開発と生産能力の向上を加速させる触媒となっている側面も指摘されています。
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