尖閣諸島周辺で357日の航行記録、中国海警局が2025年に過去最多を更新
2025年、中国海警局の船舶が尖閣諸島周辺の接続水域で357日間確認され、4年連続で過去最多を更新しました。大型化・武装化が進む中国船に対し、海上保安庁は警戒を強めています。「サラミ戦術」による現状変更の試みについて詳しく解説します。
1年のうち、その姿が見られなかったのはわずか8日間だけでした。 海上保安庁が発表した最新データによると、2025年に沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域で確認された中国海警局の船舶は、計357日に達し、4年連続で過去最多を更新しました。これは、中国当局の船舶がこの海域で初めて確認された2008年以来、最も高い数字となります。
尖閣諸島周辺における中国海警局の活動記録
活動の規模も過去最大となっています。2025年の1年間で接続水域を航行した中国当局の船舶は延べ1,380隻に上り、こちらも過去最多を記録しました。特に注目すべきは、2024年11月19日から2025年10月19日までの期間、335日間連続で接続水域内に留まり続けたことです。以前の最長記録であった215日を大幅に塗り替えており、荒天時を除いてほぼ常駐している実態が浮き彫りになりました。
領海への侵入については、2024年の44日から減少し、2025年は32日となりました。しかし、滞在時間は長期化しており、3月には2隻の海警局船舶が92時間8分にわたって領海内に留まり、過去最長を更新しました。中国側は、自国の法執行権を誇示するために「儀式的な侵入」を定例化させているとみられます。
日本の対応と「サラミ戦術」への警戒
中国船の大型化と武装化も加速しています。2024年6月以降、確認される4隻すべての船舶に76mm砲などの機関砲が搭載されるようになりました。2024年末時点での1,000トン以上の大型船保有数は、中国海警局の161隻に対し、海上保安庁は78隻と2倍以上の開きがあります。海保は石垣島などに大型巡視船を配備し、24時間態勢で警戒を続けています。
記者
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