ビットコイン66,000ドル割れ、FRB議事録で利上げ示唆
ビットコインが5週連続下落の可能性。FRB議事録の予想外にタカ派的な内容を受け、暗号資産市場全体が圧迫を受けている。
66,000ドル。この数字が、暗号資産市場の新たな試練を物語っている。水曜日の午後、ビットコインは再びこの重要な節目を下回り、5週連続の下落という2022年の弱気相場以来最悪の連敗記録に直面している。
予想外のタカ派転換
市場の雲行きが怪しくなったのは、米連邦準備制度理事会(FRB)の1月会合議事録が公表されてからだった。多くの専門家は利下げ停止の継続を予想していたが、議事録には予想外の内容が含まれていた。複数のFRB当局者が、インフレが粘着的に推移する場合には「双方向」の政策ガイダンスを支持し、利上げの可能性さえ示唆していたのだ。
この発表を受け、米ドル指数(DXY)は2週間ぶりの高水準まで上昇。強いドルは一般的にリスク資産を圧迫し、ビットコインも例外ではなかった。朝方には68,500ドルで取引されていたビットコインは、24時間で2.5%下落し、66,200ドルまで沈んだ。
連鎖反応する暗号資産関連株
暗号資産の下落は、関連企業の株価にも波及した。朝方に3%上昇していたコインベース(COIN)は、午後には2%下落に転じた。ビットコインの最大の企業保有者であるマイクロストラテジー(MSTR)も約3%の下落を記録している。
日本の投資家にとって注目すべきは、このような米国市場の動向が東京市場にも影響を与える可能性だ。日本では暗号資産取引所のbitFlyerやコインチェックなどが活発に事業を展開しており、グローバルな価格変動の影響を受けやすい環境にある。
技術的な重要局面
現在のビットコイン価格は技術的に重要な局面にある。66,000ドル水準は先週サポートとして機能し、70,000ドルを超える反発の起点となった。しかし、この水準を明確に下回れば、トレーダーたちは2月初旬の安値60,000ドル、さらにはより深い下落を警戒することになる。
日本の機関投資家の間では、暗号資産への関心が高まっているものの、こうした急激な価格変動は慎重なアプローチを促している。特に、日本の金融庁による厳格な規制環境の下で、リスク管理の重要性が改めて浮き彫りになっている。
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