レイチェル・マクアダムス、『サバイバー』出演？ 話題のオーディション動画の真相と新作映画『センド・ヘルプ』

女優のレイチェル・マクアダムスが、人気リアリティ番組『サバイバー』のオーディションに参加？一本の「試聴テープ」風の動画がSNSで話題を呼んでいますが、その真相は予想外のところにありました。これは、彼女のキャリアにおける新たな挑戦ではなく、巧妙に仕組まれたプロモーションの一環でした。

拡散された「オーディション動画」の正体

問題の動画でマクアダムスは、「次のサバイバーになりたい！」「ブッシュクラフトは目をつぶっていてもできる」と熱弁。ジムでのトレーニングや木登りをする姿は、まるで本物の応募者のようです。彼女は動画の最後に、番組司会者のジェフ・プロブストに「私にその資格があるかって？もちろんよ」と直接語りかけます。

しかし、エンターテインメント・ウィークリー誌が指摘するように、動画の最後には20世紀スタジオの著作権表示が小さく記されています。この動画は、実際には彼女が主演する新作ホラースリラー映画『Send Help』のための、ユニークなプロモーションビデオだったのです。

新作映画で描かれる「究極のサバイバル」

『Send Help』は、2026年1月30日に劇場公開予定の作品です。物語は、マクアダムス演じる知的なビジネスウーマンと、ディラン・オブライエン演じる年下のボスが、飛行機事故で無人島に不時着するところから始まります。まさに『サバイバー』を彷彿とさせる設定です。

本作でメガホンを取るのは、『ドクター・ストレンジ／マルチバース・オブ・マッドネス』（2022年）でもマクアダムスと組んだサム・ライミ監督。ライミ監督は「この物語の核心は、立場の弱い者が勝利する物語である点です。それは無人島での生存だけでなく、女性のエンパワーメントと変革の物語でもあります」と語っています。