ゼレンスキー大統領、トランプ氏とフロリダで会談へ:ドンバスと原発が焦点
2025年12月28日、ゼレンスキー大統領がフロリダでトランプ大統領と会談。ドンバスやザポリージャ原発の領土問題、20項目の平和枠組みが焦点。ロシア側の反発と米国の「自由経済圏」提案など、終戦に向けた複雑な駆け引きを解説します。
握手は交わされますが、その裏では領土をめぐる激しい駆け引きが続いています。ウクライナのゼレンスキー大統領は、今週日曜日となる2025年12月28日にフロリダ州でアメリカのトランプ大統領と直接会談することを明らかにしました。ロイター通信などが報じたところによると、この会談は第二次世界大戦以来、欧州で最も凄惨な紛争となっているロシア・ウクライナ戦争の終結に向けた、極めて重要な局面となる見通しです。
領土問題と安全保障の枠組み
今回の交渉で最も困難な課題は、領土の扱いです。ゼレンスキー大統領は、依然としてロシアの支配下にあるドンバス地方(ドネツクおよびルハンスク)の地位や、2022年の侵攻初期から占拠されているザポリージャ原子力発電所の問題を議題に挙げると明言しました。アメリカ側は、紛争地域に「自由経済圏」を創設し、領土譲歩の代替案とする案を提示していますが、詳細はまだ不明確です。一方、ゼレンスキー大統領は「領土に関する最終的な決定は国民投票を通じて国民自身が行う必要がある」と述べ、国民の承認なしに譲歩は行わない姿勢を強調しています。
深まる対立と米国の仲裁
会談では経済協力や安全保障についても話し合われる予定です。すでに20項目にわたる平和の枠組みが完成に近づいており、ワシントンとの安全保障協定も最終段階にあるとされています。しかし、ロシアのリャブコフ外務次官は、ウクライナ側の提案が8月の米露首脳会談での合意事項から逸脱していると主張し、交渉を「妨害している」と批判しました。ルビオ国務長官は、アメリカこそが両者の仲裁が可能な唯一の存在であるとしながらも、「これは我々の戦争ではない」と述べ、一線を画す姿勢も見せています。
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