2026年、車の物理ボタンが復活へ:安全基準の変更がもたらすデザインの転換
2026年よりEuro NCAPとANCAPが新しい安全基準を導入。タッチパネル偏重の設計が減点対象となり、車の物理ボタン復活が加速します。最新のトレンドと規制を解説。
「すべてをタッチパネルに」という流行が、安全という壁に突き当たりました。多くのドライバーが操作性の悪さを感じていた大型ディスプレイ中心の内装設計が、今、大きな転換点を迎えています。
車の物理ボタン 2026年 安全基準:デジタル化への逆風
近年の自動車業界では、デザイナーの主導により、多くの機能をタッチパネルや「ピアノブラック」の光沢パネルに集約するトレンドが続いてきました。16インチから20インチへと巨大化するホイールと同様に、内装の大型画面は車両をより先進的に見せる効果がありました。しかし、こうした設計は指紋や埃が目立つだけでなく、運転中の視線移動を強いるという致命的な欠点を抱えています。
豪州ANCAPも追随、世界的な「脱タッチパネル」の流れ
この動きは欧州に留まりません。オーストラリアとニュージーランドの安全評価を行うANCAPも同様の基準を導入することを決定しました。これにより、自動車メーカーは最高評価の「5つ星」を獲得するために、直感的に操作できる物理ボタンを再導入せざるを得なくなっています。
メーカー側もこの変化を察知しています。Kia(起亜自動車)のデザイナー、ヨハン・ペーセン氏は以前、光沢のある黒いパネルの流行は終わりつつあると述べていました。見た目の美しさよりも、実用性と安全性が再び重視される時代が来ています。
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