中国外相王毅とアフリカ連合がベネズエラ事態で共同声明:主権尊重を強調
2026年1月、中国の王毅外相とアフリカ連合(AU)がベネズエラ情勢について共同声明を発表。米国の軍事行動を批判し、国家主権の尊重を訴えるグローバル・サウスの結束が示されました。
握手は交わされましたが、その背後には強い結束がありました。中国の王毅外相とアフリカ連合(AU)は、ベネズエラに対する米国の軍事行動を受け、国際法に基づいた秩序の維持を訴える異例の共同声明を発表しました。
中国外相王毅とアフリカ連合によるベネズエラ事態への懸念
サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)の報道によれば、エチオピアを訪問中の王毅外相は、アフリカ連合のマフムード・アリ・ユスフ委員長と会談しました。2026年1月8日(現地時間)に発表された声明では、先週末に発生した米軍によるベネズエラへの突入と、ニコラス・マドゥロ大統領夫妻の連行について深い懸念を表明しています。
両者は「すべての国の主権と領土の一体性が尊重されるべきであり、国連憲章の基本原則と国際法が遵守されなければならない」と強調しました。ドナルド・トランプ米大統領がベネズエラの石油を含む直接統治を示唆したことに対し、グローバル・サウス(新興・途上国)の結束を示す形となりました。
36年続く伝統とグローバル・サウスの結束
中国の外相が年明け最初の外遊先にアフリカを選ぶのは、今年で36年連続の恒例行事です。今回の訪問は、米国による一方的な介入を阻止し、多極的な世界秩序を維持するための「積極的な勢い」を世界に示す狙いがあるものと見られています。
記者
関連記事
国際刑事裁判所(ICC)は、フィリピン元大統領ロドリゴ・ドゥテルテの裁判を2026年11月30日に開始すると決定。人道に対する罪3件で起訴された81歳の元指導者の裁判は、国際法と東南アジア政治の行方を占う試金石となる。
2026年5月23日、ワシントンDCのホワイトハウス付近で30発以上の銃声が響きました。シークレットサービスが容疑者を射殺し、通行人1人も重体。トランプ大統領は執務室内にいました。
ガザへの人道支援を目指した「自由の船団」活動家たちが空港で警察に拘束された。国際社会の人道支援アクセスをめぐる緊張が高まる中、この事件が問いかけるものとは。
ロシアによるウクライナ人児童の強制移送問題。2万人超の確認事例、北朝鮮の関与疑惑、そして韓国が連合に参加していない事実が示す国際社会の課題を多角的に読み解く。
意見
この記事についてあなたの考えを共有してください
ログインして会話に参加