トランプ大統領、イランへの再攻撃を警告。ミサイル施設も標的に:2025年中東の緊張
トランプ大統領がイランへの再攻撃を警告。核プログラムだけでなくミサイル施設も標的に。2025年6月の戦争から半年、中東情勢はイラン大統領の「後悔させる報復」宣言により再び緊迫しています。最新の地政学リスクを首席エディターが分析します。
握手は交わされましたが、その背後では拳が握られています。アメリカのドナルド・トランプ大統領は、イランが核開発やミサイル能力の再建を試みた場合、さらなる軍事行動をとると警告しました。これに対し、イランのペゼシュキアン大統領は「厳しく、後悔させるような対応」を宣言し、両国間の緊張は一気に高まっています。
トランプ大統領、イランのミサイル施設への「即時攻撃」を支持
トランプ大統領は2025年12月29日、フロリダの別荘でイスラエルのネタニヤフ首相と会談しました。この場でトランプ氏は、イランが長距離兵器の開発を継続する場合、核プログラムだけでなくミサイル施設への「即時攻撃」も辞さない構えを示しました。これまでアメリカは核開発への対応に重点を置いてきましたが、イスラエルが長年切望してきたミサイル能力の排除へと踏み込む姿勢を見せたのは、大きな戦略転換といえます。
イラン大統領の猛反発:「軍事力は以前より強化された」
ロイター通信などによれば、ペゼシュキアン大統領は現在の状況を、100万人以上の犠牲者を出した1980年代のイラン・イラク戦争よりも「複雑で困難な全面戦争」であると表現しました。しかし、同大統領はイラン軍が6月の戦争前よりも「装備と人員の両面で強化されている」と自信を見せています。
紛争監視団体ACLED(紛争の場所とイベントデータプロジェクト)の報告では、6月の戦争でイスラエルはイランの27州に対し約360回の空爆を行い、推定1,000発の弾道ミサイルを破壊しました。それにもかかわらず、専門家はイランが濃縮ウランの備蓄を隠し持っており、数ヶ月以内に生産を再開できる可能性があると指摘しています。
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