1,035億ドル突破:韓国の2025年11月外貨預金が3か月ぶりに増加へ
2025年11月の韓国外貨預金が3か月ぶりに増加し、1,035億5,000万ドルを記録しました。企業によるドル確保の動きが背景にあります。
韓国の外貨準備に変化の兆しが見えています。韓国銀行が発表したデータによると、2025年11月末時点の居住者外貨預金残高は1,035億5,000万ドルを記録し、前月比で17億1,000万ドル増加しました。これは直近2か月連続で続いていた減少傾向に歯止めがかかり、3か月ぶりに増加に転じた形です。
韓国の2025年11月外貨預金:企業主導のドル積み増し
今回の増加を牽引したのは、主に企業の動きです。韓国銀行の関係者によれば、輸出入決済代金の受け取りや、外貨建て債務の償還に向けた一時的な資金確保が主な要因とされています。企業部門の預金は16億7,000万ドル増の884億3,000万ドルに達した一方、個人預金は4,000万ドル増の151億1,000万ドルと、わずかな伸びにとどまりました。
通貨ごとの明暗:ドル一強と円・元の減少
通貨別に見ると、米ドル預金が19億6,000万ドルと大幅に増加したのが目立ちます。一方で、円安の影響か日本円預金は5億ドル減少し、中国元も1億ドル減少しました。この動きは、企業の決済資金が基軸通貨であるドルに集中している現状を反映しています。
関連記事
サムスン系3社がUpbit運営会社Dunamuの株式4%を約408億円で取得。カカオは1ヶ月足らずで約2,200億円分の株式を売却。韓国財閥と暗号資産市場の構造変化を読み解く。
韓国副首相がAI時代の富の分配と格差拡大への懸念を表明。サムスン労使交渉やKOSPI急騰を背景に、AI経済の恩恵が広く行き渡るかどうかが問われている。日本企業や社会への示唆も大きい。
イラン攻撃による市場混乱から韓国が最も早く回復。地政学リスクに対するアジア市場の異なる反応パターンを分析し、投資家への示唆を探る。
中東情勢悪化で韓国株式市場が12%急落。なぜ韓国が最も影響を受けたのか?日本市場への波及効果と投資家が知るべきリスクを分析。
意見
この記事についてあなたの考えを共有してください
ログインして会話に参加