ジャック・スミス米特別検察官が証言:トランプ氏訴追は「政治ではなく法と証拠に基づいたもの」
2026年1月23日、元特別検察官ジャック・スミス氏が米下院司法委員会で証言。トランプ氏への訴追は「法と証拠に基づいたもの」と政治的動機を否定し、恩赦への批判を展開。ジャック・スミス米特別検察官の証言内容を詳細に報じます。
「この国において、法律を越える存在は誰もいない」。2026年1月23日、米下院司法委員会の公聴会に出席した元特別検察官のジャック・スミス氏は、自身が主導したドナルド・トランプ大統領への訴追について、政治的な動機を真っ向から否定しました。辞任後初めて公の場で詳細を語ったスミス氏は、検察としての公平性を強調しています。
ジャック・スミス米特別検察官の証言:法執行の正当性を主張
ロイター通信によると、スミス氏は機密文書の取り扱いと2020年大統領選挙の結果を覆そうとした試みの2件の連邦訴訟について証言しました。これらの訴訟は、現職大統領の起訴を禁じる司法省の方針により、トランプ氏の再選後に取り下げられています。スミス氏は「事実と法律に従った結果、権力の平和的移行を阻む前例のない犯罪計画の起訴に至った」と述べ、合理的な疑いを超える証拠があったと自信を見せました。
共和党との激しい応酬と恩赦への批判
公聴会では、ジム・ジョーダン委員長ら共和党議員から、過剰な捜査や政治的偏向を疑う厳しい追及が相次ぎました。特に議会議員の電話記録の入手について「行き過ぎた権力行使だ」との批判に対し、スミス氏は「陰謀の全容を解明するための通常の捜査手順であり、スパイ行為ではない」と反論。証人威迫の懸念から非開示命令を求めた正当性を主張しました。
また、スミス氏はトランプ大統領が議事堂襲撃事件の加害者に一斉恩赦を与えたことに対し、「警察官を襲撃した人々をなぜ恩赦するのか理解できない。彼らは地域社会にとって危険な存在だ」と鋭い批判を展開しました。140人以上の警察官が負傷したとされる事件の重大性を改めて浮き彫りにしています。
トランプ氏の反応と今後の民主主義への影響
一方、トランプ大統領はSNS「Truth Social」でリアルタイムに反応し、スミス氏を「正気を失った動物」と呼び、「弁護士資格を剥奪すべきだ」と攻撃しました。民主党のプラミラ・ジャヤパル議員が、法の支配を守らない場合の結末を問うと、スミス氏は「最も強力な人々を同じ基準で裁かなければ、米国の民主主義にとって破滅的な結果を招く」と警告し、証言を締めくくりました。
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