Xが新機能で「第二のYouTube」を狙う理由
Xがクリエイター向け新機能を発表。独占スレッド、改良されたペイウォール、新ダッシュボードで収益化を強化。クリエイターエコノミーでの立ち位置は変わるか?
X(旧Twitter)が木曜日、クリエイター向けの大幅な機能拡充を発表しました。独占スレッド、改良されたサブスクリプションペイウォール、新しいダッシュボード、共有可能なサブスクリプションカードなど、Instagram、TikTok、YouTube、Facebookと肩を並べるクリエイターエコノミーの主要プレイヤーになることを目指しています。
何が変わったのか
今回の更新で最も注目すべきは「独占スレッド」機能です。これまでクリエイターは収益化のために外部のウェブサイトやニュースレターにファンを誘導する必要がありましたが、今後はX上で直接投稿を収益化できるようになります。
クリエイターは親投稿でスレッドの価値をアピールし、オーディエンスが個別の会話に直接サブスクライブできる仕組みです。サブスクライバー限定コンテンツは、これまでの専用タブではなく、アカウントのメインプロフィールフィードに表示されます。
新しいサブスクリプションカードはX上でクリエイターのコンテンツをプロモーションでき、改良されたダッシュボードでは収益とサブスクライバーの洞察を追跡し、内蔵の成長ツールにアクセスできます。
収益実績と課題
Xのクリエイター収益共有プログラムは2023年に世界展開され、これまでに4,500万ドル以上をクリエイターに支払っています。2026年にはX Premiumサブスクリプションの成長により、収益プールを2倍以上に拡大したと発表されました。
しかし、このプログラムには批判もあります。人気投稿で収入を得る仕組みが、クリックベイトや炎上狙いのセンセーショナルなコンテンツを奨励しているという指摘です。一方で、Xは株式トレーダーによる分析など、価値あるコンテンツを提供するトップクリエイターも存在することを強調しています。
日本のクリエイターへの影響
日本のソーシャルメディアクリエイターにとって、この変化は新たな機会を意味します。これまでYouTubeやInstagramに依存していた収益化戦略に、Xという選択肢が加わることになります。
特に、短文投稿に特化したXの特性は、日本の「つぶやき」文化と親和性が高く、既存のフォロワーベースを活用した収益化が期待できます。ただし、Xの主要収益源は依然として広告であり、プレミアムサブスクリプションやクリエイターコンテンツからの収益は限定的です。
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