パキスタンがアフガニスタンに大規模空爆、国境紛争が激化
パキスタンがアフガニスタンに大規模空爆を実施、民間人多数が犠牲に。タリバン政権との関係悪化で地域情勢が不安定化している背景を分析。
午前0時頃、アフガニスタン東部の山間部に爆撃音が響いた。パキスタン軍機による空爆で、ナンガルハル州ビシュード地区の住民たちは瓦礫の下から家族を探し続けている。37歳の近隣住民アミン・グル・アミンさんは「ここは普通の人々が住む場所です。爆撃が起きた時、生存者が助けを求めて叫んでいました」と語った。
過去最大規模の越境攻撃
パキスタンは2月22日、アフガニスタン国境地帯の7つの拠点を標的とした大規模空爆を実施したと発表した。パキスタン軍によると、この攻撃は「最近のパキスタン国内での自爆テロ事件を受けて」行われ、アフガニスタンを拠点とするパキスタン・タリバン(TTP)とその関連組織、さらにイスラム国(IS)系組織を標的としたという。
一方、アフガニスタン国防省は「女性や子どもを含む数十人の無実の市民が殉教し、負傷した」と発表。ナンガルハル州とパクティカ州のマドラサ(宗教学校)や民家が攻撃を受けたとしている。現地警察によると、ある家では23人の家族のうち5人が負傷して運び出されたという。
エスカレートする国境紛争
この攻撃は、昨年10月に70人以上が死亡した国境衝突以来、最も大規模なものとなった。2021年にタリバンがアフガニスタンの実権を握って以来、両国関係は急速に悪化している。
国連アフガニスタン支援団(UNAMA)によると、昨年10月から12月の間だけで、パキスタンの軍事行動により70人のアフガニスタン民間人が死亡した。カタールとトルコが仲介した停戦協定の後、数回の交渉が行われたが、持続的な合意には至っていない。今月はサウジアラビアが介入し、10月にアフガニスタンに拘束されたパキスタン兵3人の解放を仲介した。
テロの連鎖が引き金に
パキスタンがこの空爆に踏み切った直接的な引き金は、2週間前にイスラマバードのシーア派モスクで発生した自爆テロだった。イスラム国が犯行声明を出したこの攻撃では40人以上が死亡、160人以上が負傷し、2008年以来イスラマバードで最も深刻なテロ事件となった。
パキスタン政府は「繰り返しの要請にもかかわらず、タリバン当局はアフガニスタン領土を利用してパキスタンで攻撃を行う武装組織に対して行動を取っていない」と非難している。これに対し、アフガニスタン政府は武装組織をかくまっているとの指摘を否定している。
地域安定への長期的影響
両国間の関係悪化は、国境地帯の住民生活に深刻な影響を与えている。陸路国境は数か月間、ほぼ閉鎖状態が続いており、貿易や人の往来が大幅に制限されている。
アフガニスタン国防省は今回の攻撃に対し「適切で計算された対応を行う」と表明しており、報復の連鎖が懸念される。地域の不安定化は、すでに人道危機に直面するアフガニスタンの状況をさらに悪化させる可能性がある。
本コンテンツはAIが原文記事を基に要約・分析したものです。正確性に努めていますが、誤りがある可能性があります。原文の確認をお勧めします。
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