Octopus Energy傘下のKrakenが約1,300億円を調達し、2026年の分社化へ
Octopus Energy傘下のAI部門Kraken Technologiesが10億ドルを調達し、評価額86.5億ドルに。2026年中旬の分社化と将来的なIPOを見据えた、エネルギーテック界の注目動向を解説します。
AIを活用したエネルギーテックの先駆者が、巨大な資金を武器に新たなステージへ進みます。英国の再エネスタートアップであるOctopus Energyは、AI技術部門であるKraken Technologies(以下、クラーケン)を分社化し、将来的な株式公開(IPO)を見据えていることが明らかになりました。
Octopus Energy Krakenの評価額は86.5億ドルに到達
CNBCなどの報道によれば、Octopus Energyの筆頭株主であるOrigin Energyは、クラーケンが初の単独資金調達ラウンドで10億ドル(約1,400億円)を確保したと発表しました。この調達により、クラーケンの企業価値は86.5億ドルと評価されています。今回のラウンドには、著名な投資家であるダニエル・サンドハイム氏率いるヘッジファンド、D1 Capital Partnersや、クラーケンの主要顧客である非公開企業が参加しました。さらに、Origin Energy自身も1.4億ドルを追加投資する予定です。
2026年中旬の分社化と純粋ソフトウェア企業への転換
今回の資金調達は、2026年中旬を目処としているクラーケンの分社化に向けた重要な足掛かりとなります。クラーケンは現在、EDFやE.ONといった大手電力会社に対し、エネルギー管理用のソフトウェアを提供しています。同社の契約ベースの年間経常収益(ARR)は過去18ヶ月で2倍以上に成長しており、顧客アカウント数も目標の1億件到達が目前に迫っています。クラーケンのアミール・オラッドCEOは、分社化によって、これまでのエネルギー特化型投資家だけでなく、より長期的な視点を持つソフトウェア専門の投資家を呼び込みたい考えです。
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