「同じ塹壕で生死を共に」金正恩氏がプーチン氏に送った新年の祝辞と2025年の軍事同盟
2025年12月27日、金正恩総書記はプーチン大統領への新年祝辞で、ウクライナ戦争を通じたロシアとの「血盟」関係を強調しました。クルスク州への派兵やミサイル増産指示など、加速する軍事協力の現状と今後の安保への影響を分析します。
「同じ塹壕で血と生死を分かち合った」。北朝鮮の金正恩総書記が、ロシアのプーチン大統領に送った新年の祝辞で、両国の結束を強調しました。ロイター通信によると、2025年12月27日に朝鮮中央通信(KCNA)が報じたこのメッセージは、ウクライナ戦争を通じて軍事同盟へと進展した両国の現状を象徴しています。
戦場で証明された「不滅の友情」
今回のメッセージは、12月18日にプーチン大統領が金正恩氏に送った祝辞への返礼と見られています。プーチン大統領は、ロシア西部のクルスク州で北朝鮮軍が果たした「英雄的な役割」を称賛し、両国の友情が「不滅」であることを証明したと述べていました。これに対し金正恩氏は、2025年を両国関係にとって「真に有意義な年」と評価し、この絆を後世にわたって継承すべき貴重な資産であると宣言しました。
韓国の聯合ニュースによれば、金正恩氏は「今や誰にも両国の人民の団結を壊すことはできない」と語っています。北朝鮮は2025年4月にロシアへの派兵を公式に認め、これまでにクルスク州での地雷除去作業中に少なくとも9名の兵士が死亡したことも公表されています。
加速する兵器増産と軍事支援の交換
外交的な祝辞の裏で、実質的な軍事協力も加速しています。金正恩氏は祝辞を送る前日の12月26日、ミサイル増産と弾薬工場の新設を指示しました。専門家は、相次ぐミサイル発射試験が精度の向上だけでなく、ロシアへの輸出を念頭に置いたものであると分析しています。
現在、北朝鮮はロシアに対し、砲弾やミサイル、長距離ロケットシステムを供給しているとされています。その対価として、ロシアからは経済的援助に加え、高度な軍事技術、食料、エネルギー資源が提供されている模様です。
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