NASA Artemis II SLS 2026:50年ぶりの有人月探査へ、巨大ロケットが射点へ移動開始
2026年1月17日、NASAのArtemis II(アルテミス2号)ミッションに向けたSLSロケットのロールアウトが開始。1972年以来となる有人月探査の最新状況を詳しく解説します。
50年以上の時を経て、人類が再び月へと向かいます。NASA(米国航空宇宙局)は、2026年1月17日早朝、有人月周回ミッション「Artemis II(アルテミス2号)」に使用される巨大ロケット「SLS(スペース・ローンチ・システム)」を組立棟から射点へと移動させる「ロールアウト」を開始しました。
NASA Artemis II SLS 2026 の移動を支える世界最大の車両
ケネディ宇宙センターに届いた報告によると、ロケットと移動式発射台を載せた「クローラー・トランスポーター」は、東部標準時の午前7:00(日本時間 午後9:00)頃に車両組立棟(VAB)を出発しました。ギネス記録にも認定されているこの世界最大の自走式車両は、わずか4マイル(約6.4キロメートル)の距離を8〜10時間かけて慎重に移動する予定です。
アポロ計画以来、最も遠い宇宙へ
今回のArtemis IIは、1972年12月の「アポロ17号」以来となる有人月飛行です。月面に着陸はしませんが、4名の宇宙飛行士が月の裏側から数千マイル離れた地点まで飛行し、人類が地球から最も遠くまで到達する記録を更新することになります。
関連記事
NASAは月南極への複数ミッションを発表。2026年秋にBlue Originの着陸機で始まるMoon Base計画は、2028年のアルテミス有人着陸を目指す12以上のミッションの第一歩です。
SpaceXの最新型ロケット「スターシップV3」が初飛行に成功。過去2回の失敗を乗り越えた今回の成果が、宇宙産業と日本社会に何をもたらすのかを多角的に分析します。
SpaceXのスターシップV3が初飛行。ブースターは海面に落下したが、スターリンクの模擬衛星20基の展開に成功。IPO直前の試験飛行が意味するものとは。
SpaceXのスターシップが地上設備の不具合で打ち上げ延期。単なるトラブルではなく、米国宇宙開発の今後を左右する試みとして注目される理由を解説します。
意見
この記事についてあなたの考えを共有してください
ログインして会話に参加