浜岡原子力発電所の再稼働審査中断:中部電力による地震データ捏造の波紋
2026年1月7日、原子力規制委員会は中部電力による地震データ捏造を受け、浜岡原子力発電所の再稼働審査中断を決定しました。内部告発により発覚したデータ操作の実態と、日本のエネルギー政策への影響を詳しく解説します。
原子力の安全を支える信頼が、根底から揺らいでいます。原子力規制委員会は2026年1月7日、中部電力が運営する浜岡原子力発電所の再稼働に向けた審査プロセスを中断すると発表しました。同社が地震津波ハザード評価に関するデータを捏造していたことが判明したためです。
浜岡原子力発電所の再稼働審査中断を招いたデータ操作の実態
今回のスキャンダルは、評価プロセスの根幹に関わるものです。ロイターの報道によると、中部電力は小規模な地震データから地面の揺れを予測する際、手法を不適切に操作していたとされています。通常、平均的な数値を算出するために20通りの地震動モデルを作成しますが、同社は自社に都合の良い結果が出るようデータを改ざんしていたことが明らかになりました。
内部告発から明るみに出た安全軽視の姿勢
この問題は、2025年2月に寄せられた内部告発によって発覚しました。原子力規制委員会は調査を続けてきましたが、今週に入り評価プロセスの中断という異例の措置を決定しました。浜岡原発は福島第一原発と同様に活動的な沈み込み帯の近くに位置しており、地震対策の妥当性は地域の安全に直結する極めて重要な要素です。
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