フランス海軍がロシア「影の艦隊」を拿捕、地中海で2026年最初の法的措置
2026年1月22日、フランス海軍が地中海でロシアの「影の艦隊」とされる石油タンカーを拿捕しました。制裁逃れを防ぐための断固とした措置に対し、ウクライナのゼレンスキー大統領は感謝を表明。ロシア側の反応を含め、国際社会の動向を詳しく解説します。
制裁逃れを許さないという強い意志が、地中海で示されました。フランス海軍が、ロシアのいわゆる「影の艦隊」に属するとされる石油タンカーを拿捕したことが明らかになりました。
フランス海軍による「影の艦隊」拿捕の経緯
2026年1月22日、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、国際制裁を回避するために虚偽の旗を掲げていた疑いのあるタンカーを地中海の公海上で迎撃したと発表しました。このタンカーは「グリンチ(Grinch)」と名付けられており、スペインとモロッコの間で身柄を確保されました。
マクロン大統領は、「この作戦は同盟国の支援を受け、国連海洋法条約を厳格に遵守して行われた」と述べ、現在は詳細な調査が進行中であることを報告しました。影の艦隊とは、欧米の制裁を逃れてロシア産石油を運搬するために利用される、不透明な所有構造を持つ船舶群のことを指します。
制裁逃れの実態とウクライナの反応
報告書によると、2025年の最初の9ヶ月間だけで、100隻以上のロシア関連船舶が虚偽の旗を掲げ、約47億ユーロ(約55億ドル)相当の石油を運搬していたことが判明しています。
この動きに対し、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、フランスの決断に感謝を表明しました。「ロシアの石油が戦争資金になるのを防ぐために、まさにこのような断固とした行動が必要だ」とSNSで発信し、欧州近海での監視強化を訴えました。
一方で、ロシア大使館は、今回の拿捕について事前の通知を受けていないと主張しており、乗組員にロシア市民が含まれているかを確認中であると述べています。
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