中国、コロナ禍の少額債務不履行記録を「非表示」へ。個人信用回復で経済活性化を狙う
中国人民銀行が、コロナ禍で発生した1万元以下の少額債務不履行記録を非表示にする新政策を発表。個人の信用回復を支援し、経済の末端からの活性化を目指します。
中国人民銀行(中央銀行)は12月22日、新型コロナウイルスのパンデミック期間中に少額の債務不履行に陥った個人の信用情報を回復させるための新政策を発表しました。これは、家計のバランスシートを修復し、経済全体を後押しする広範な取り組みの一環と位置づけられています。
同行の発表によると、この措置の対象となるのは、2020年から2025年の間に発生した、1万元(約1,421米ドル)以下の単発の延滞債務です。対象者が2026年3月31日までに債務を完済した場合、その不履行記録は信用情報レポートから非表示にされるとのことです。
人民銀行は月曜日の声明で、「この政策は、パンデミックの影響を受けながらも積極的にローンを返済している借り手を支援し、迅速な信用回復を促すために導入された」と説明。新型コロナが経済に残した長期的な影響に対処する狙いがあるとしています。
この措置は、人民銀行の信用情報センターによって自動的に管理され、個人による申請は不要です。2026年から段階的に実施される予定です。
人民銀行の鄒瀾(ゾウ・ラン)副総裁は記者会見で、パンデミック関連の困難で延滞した借り手の多くは既に返済を終えているものの、その記録が信用情報に残り、新たな融資を受ける際の障壁となっていると指摘。「この新措置は、末端の経済活動を活性化させ、金融機関がより正確に信用力を評価するのを助けることで、経済成長を支えるものだ」と述べました。
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