BNB、860ドル突破も市場には及ばず ─ 規制監視の影が重くのしかかる
BNB価格が860ドルを突破しましたが、市場全体には及ばず。FTによるバイナンスの不正取引監視不備の報道が影響。最新の市場分析と今後の見通しを解説。
バイナンスの独自トークンBNBは2025年12月22日、過去24時間で1.7%上昇し、重要な抵抗線と見られていた860ドルを突破しました。しかし、同期間に主要暗号資産市場を示すCoinDesk 20指数が2.2%上昇したのに比べると、そのパフォーマンスは見劣りします。この背景には、大手メディアによるバイナンスのコンプライアンス体制への新たな疑惑報道があります。
フィナンシャル・タイムズ(FT)は同日、バイナンスが2023年に米国での刑事事件解決のために43億ドルを支払うことに合意した後も、数億ドル規模の不審な取引を阻止できなかったと報じました。この報道が、BNB価格の上値を抑える要因になったと見られています。
CoinDesk Researchのデータによると、価格上昇に伴い取引量は日次平均を192%も上回り、機関投資家による需要の強さを示唆しています。時間足チャートでは、一時851ドルまで下落した後にV字回復を見せ、856〜858ドル付近に新たな支持線を形成。強気相場の継続を示すとされる「アセンディングトライアングル」パターンも観測されています。
とはいえ、BNBの現在価格は史上最高値の1,360ドルを依然として32%下回っています。CryptoQuantのデータによれば、KCSやLEOといった他の取引所トークンは最高値からの下落率がはるかに小さく、より強固なパフォーマンスを示しているのが対照的です。
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