イーサリアム最大保有企業、今年最大の買い増し実行
BitMineが1週間で約117億円相当のイーサリアムを購入。機関投資家の積極的な仮想通貨投資戦略が市場に与える影響とは?
40,302ETH——約117億円相当。これは、イーサリアム最大の企業保有者であるBitMineが1週間で実行した、今年最大規模の購入量です。
史上最大級の企業買い増し戦略
BitMine Immersion Technologiesは1月20日の週に40,302ETHを取得し、保有総量を424万トークンまで拡大しました。これは全イーサリアム供給量の3.52%に相当する規模です。
同社の仮想通貨・現金保有額は総額128億ドルに達し、内訳はイーサリアムが大部分を占める他、193ビットコイン、6億8200万ドルの現金、そしてYouTuber MrBeastの企業Beast Industriesへの2億ドル投資などが含まれています。
この大規模購入は、株主による授権株式数拡大の承認を受けて実現しました。同社会長のトム・リー氏は今月初めに「新たな授権なしには購入ペースが鈍化する可能性がある」と示唆していましたが、株主承認により積極的な蓄積戦略を再開できる環境が整ったのです。
ステーキングで年間400億円の収益見込み
注目すべきは、BitMineが保有イーサリアムの約半分にあたる200万ETH以上をステーキングしていることです。これにより同社は年間4億ドル(約400億円)の税引前収益を見込んでいるとリー氏は語っています。
しかし、この積極的なステーキング戦略は意図しない影響も生んでいます。イーサリアムのバリデーター待機時間が54日まで延長され、ネットワークの混雑が深刻化しているのです。
機関投資家主導の市場変化
BitMineの動きは、仮想通貨市場における機関投資家の存在感拡大を象徴しています。従来の「投機的資産」から「収益生成資産」への認識転換が、企業レベルで本格化していることを示しています。
同社のような大規模保有者の出現は、イーサリアム価格の安定化に寄与する一方で、個人投資家にとっては市場への影響力が相対的に低下することを意味します。また、ステーキング報酬を狙った長期保有戦略は、市場の流動性にも影響を与える可能性があります。
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