米空母エイブラハム・リンカーン、南シナ海から中東へ緊急展開:トランプ政権の対イラン牽制か
米空母エイブラハム・リンカーンが南シナ海から中東へ急行。トランプ政権の対イラン牽制と中東での空母不在解消を目的とした戦略的移動の背景を解説します。
南シナ海での実弾演習を終えたばかりの米空母が、今度は中東へと進路を転じました。ニュースサイトのニューズナショナル(NewsNation)が報じたところによると、米国国防総省(ペンタゴン)は、空母エイブラハム・リンカーンを中心とする打撃群に対し、中東への移動を命じました。イラン国内での反政府デモやトランプ大統領の警告を受け、地域の緊張が高まっていることが背景にあると見られています。
エイブラハム・リンカーンの中東展開と兵力空白の解消
米国海軍協会(USNI)の空母トラッカーによれば、2026年1月12日時点で中東を管轄する中央軍(CENTCOM)の担当区域には、米空母が1隻も配備されていませんでした。この兵力空白を埋めるため、当時スカボロー礁周辺で活動していたエイブラハム・リンカーンが最も近い位置から急行することになりました。同行する打撃群には、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦などが含まれています。
南シナ海でのこれまでの活動と演習内容
この空母打撃群は、2025年11月にサンディエゴを出港し、先月から南シナ海での任務に就いていました。先週には、対艦ミサイルや航空機を撃退するための近接武器システム(ファランクス)を使用した実弾演習や、艦載機の運用訓練、海上の補給訓練など、多岐にわたる軍事演習を実施したばかりでした。
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