元米上院議員ベン・サス氏、ステージ4の膵臓がんと診断を公表
元米国上院議員のベン・サス氏が、ステージ4の転移性膵臓がんと診断されたことを公表。政界引退後の経歴や、信仰を支えに「最後まで戦う」と語った決意を報じます。
元米国上院議員のベン・サス氏(共和党)が、火曜日にステージ4の転移性膵臓がんと診断されたことを公表しました。同氏はソーシャルメディアXへの長文の投稿で、先週診断を受けたと明かしています。
政界から学術界への転身
ネブラスカ州選出の上院議員を2期務めたサス氏は、2023年に政界を引退し、フロリダ大学の学長に就任しました。しかし、妻のメリッサさんがてんかんと診断されたことを受け、家族と過ごす時間を増やすために学長職を辞任。その後も同大学のハミルトン・センターで教鞭をとり続けていました。過去にはテキサス大学の教授や保健福祉省の次官補、ミッドランド大学の学長なども歴任しています。
診断への向き合い方と信仰
サス氏は病状について、「進行した膵臓がんは厄介なもので、死の宣告です」と率直に語りました。しかし、「しかし、先週以前から私にはすでに死の宣告が下っていました。それは私たち全員に言えることです」と続けています。
また、クリスマスを控えたこの時期の公表について、「大切な人々に、自分がこれまでとは違う速い鼓動に合わせて行進することになったと告げるのに良いタイミングなどありません。しかし、降臨節という季節は最悪ではありません」と述べました。同氏はキリスト教徒として、クリスマスまでの数週間は「来たるべきものへの希望に心を向ける時」だと説明しています。
「最後まで戦う」治療への決意
サス氏は今後、治療に臨むとしており、「最後まで戦うつもりです」と力強く語りました。そして、「死と死にゆくことは同じではありません。死にゆく過程もまた、生きるべきものです。我が家ではブラックユーモアを熱心に取り入れていますし、私も不遜なテープを最後まで走り抜ける役割を果たすと誓いました」と、ユーモアを交えながらも前向きな姿勢を示しました。
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