2025年セレブファッション炎上事件簿30選：これは芸術か、それとも事故か？

これは芸術か、それとも単なる目立ちたがりか？2025年のレッドカーペットは、時にインスピレーションを与え、同時におびただしい数のネットミームを生み出す、混沌とした場所となりました。デザイナーやスターたちはこれらのルックを「大胆で境界線を押し広げるもの」だと擁護しましたが、多くのインターネットユーザーは納得していませんでした。肌の露出度を競い合うかのような女優たちから、美しくも非実用的なドレスまで、今年のファッションシーンは議論の的には事欠きませんでした。

露出度と奇抜さの境界線

今年のトレンドの一つは、間違いなく「シアー（透け感）」と「カットアウト（切り込み）」でした。しかし、その表現はしばしば度を越えていると受け止められました。例えば、ジュリア・フォックスは10月15日のロンドンのイベントで、円錐形の胸元と裸の胴体を特徴とするシュールな衣装で登場。「注目されたいという叫びのようだ」とネットは騒然。同様に、テヤナ・テイラーやリリー・アレンも、下着が透けて見えるドレスで登場し、「美しいが、必死に見える」「ランジェリーは場所を選ぶべきだ」といった賛否両論を巻き起こしました。

一方、奇抜なシルエットで注目を集めたセレブもいました。ケンダル・ジェンナーは1月27日のパリ・ファッションウィークで、突き出た腰と巨大なリボンが付いたドレスを着用。「おむつを紙袋で包んだみたい」と、瞬く間にミームの素材となりました。また、エル・ファニングのドレスの前面に付けられた赤いフワフワの装飾は、「ドレスの下に何か生き物を隠しているようだ」と冗談の的にされました。

顔と頭がファッションの主役に

ドレスだけでなく、頭部のアクセサリーが物議を醸すケースも目立ちました。キム・カーダシアンは10月18日のガラで、頭全体を覆う奇妙な靴下のようなマスクを着用。過去にも同様のスタイルを披露していましたが、批評家を納得させることはできませんでした。ジェイデン・スミスはグラミー賞で、文字通り黒い城を頭にかぶって登場。「頭の上に屋根があるとはこのことだ」と皮肉られました。さらに、メラニア・トランプが英国訪問時に着用した巨大な紫色の帽子は、「ランプシェードのようだ」と評され、その場の雰囲気に合っているのか疑問視されました。

裏目に出たスタイリング

ドレス自体は素晴らしくても、スタイリングが全体の評価を下げることもありました。デュア・リパがメットガラで着用したドレスは、制作に2,000時間を要したシャネルのカスタムメイドでしたが、「髪型がすべてを台無しにしている」との声が多数。また、ミリー・ボビー・ブラウンは「40歳に見える」と、年齢にそぐわないスタイリングが繰り返し批判されました。物議を醸した2025年のトレンドである「脱色した眉」も、タイラ・バンクスやジェナ・オルテガのルックに影を落としました。