連載中3本
半導体主権戦争:エヌビディアの堀を崩す三つの道
より速いチップが出ても、なぜエヌビディアは揺るがないのか。真の堀はシリコンではなく、約20年積み上げたCUDAソフトウェア生態系にある。本シリーズはその堀を狙う三つの反撃を全4部で解剖する。
- ・第1部 CUDAという堀
- ・第2部 オープン標準の反撃(RISC-V)
- ・第3部 国産化の逆説(中国)
- ・第4部 規制の戦場(EU・輸出規制)
目次
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チップは追いつかれたのに、なぜエヌビディアは揺るがないのか — 堀の正体はCUDA
AMDの新型AIチップMI325Xはメモリ・帯域幅でエヌビディアと同等以上の性能を出すのに、データセンター向けAIアクセラレータ市場でのエヌビディアのシェアは今も86〜92%。本当の防衛線は20年かけて積み上げたCUDAというソフトウェアの生態系にある。半導体主権戦争シリーズ第1回。
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エヌビディアが自社チップに埋め込んだ10億個の開放標準 — RISC-VはCUDAの堀を迂回できるか
エヌビディアは2024年、自社チップに開放命令セットRISC-Vを約10億個組み込み、2025年にはCUDAをRISC-Vの上で動かすと発表しました。ロイヤルティー不要の開放標準と、オープンなソフトウェアスタックが、CUDAのロックインを迂回しようとする反攻を解剖します。半導体主権戦争シリーズ第2回。
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エヌビディア、中国を消しても過去最高の売上高 — 盾であり足かせでもある輸出規制
米国のAIチップ輸出規制は2026年上半期、緩和(1月)・迂回封鎖(5月)・審議中の法案という三つの層に分かれた。エヌビディアは中国を業績見通しから外しながら、四半期売上816億ドル(約12兆円)の過去最高を記録した。盾でもあり足かせでもある輸出政策を読み解く。