腰痛予防にウォーキング100分:1日100分以上の歩行がリスクを23%軽減する理由
ノルウェーの研究により、1日100分以上のウォーキングが腰痛リスクを23%軽減することが判明しました。歩行速度よりも合計時間が重要である理由と、その科学的根拠をChief Editorが詳しく解説します。
1日100分。これが腰痛から解放されるための「魔法の数字」かもしれません。世界中で数億人が悩まされている慢性的な腰痛に対し、ノルウェーの研究チームが非常にシンプルかつ強力な解決策を提示しました。
腰痛予防 ウォーキング 100分の科学的根拠
ロイターなどが報じたところによると、ノルウェー科学技術大学(NTNU)の研究チームは、11,194名の成人を対象に4年間の追跡調査を行いました。加速度計を用いた精密なデータ分析の結果、1日の歩行時間が長いほど、腰痛の発症リスクが有意に低下することが明らかになりました。具体的には、1日に101分から124分歩く人は、78分以下の人と比較して腰痛リスクが23%も低いという結果が出ています。
速度よりも「合計時間」が重要
この研究の最も興味深い点は、歩く「速度」よりも「時間」が重要であると示唆されたことです。早歩きも一定の効果はありますが、予防効果を最大化するのは総歩行時間でした。125分以上歩くグループでは、リスク軽減率は24%に達します。特別な器具や高価なトレーニングを必要とせず、日常生活の中で歩く時間を増やすだけで、QOL(生活の質)を大きく改善できる可能性があります。
NTNUのポール・ヤルレ・メルク教授は、「この発見は慢性的な腰痛だけでなく、他の多くの疾患を予防するための身体活動の重要性を示している」と述べています。腰痛はノルウェー国民の60〜80%が一生のうちに経験するとされており、医療費削減という観点からも社会に大きな利益をもたらすと期待されています。
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