逆転劇で得た18ポイントの衝撃。アストン・ヴィラがプレミアリーグ優勝争いを激化させる

18ポイント。これは今シーズン、アストン・ヴィラが「負けている状態」から逆転して獲得した勝ち点です。2025年12月27日に行われたチェルシー戦で、ヴィラは再び鮮やかな逆転勝利を収め、プレミアリーグの優勝戦線に名乗りを上げました。

エメリ監督の「ギャンブル」が的中

データ分析会社「Opta」によると、過去3シーズンでアストン・ヴィラほどビハインドの状況から勝ち点を積み上げたチームは他にありません。ウナイ・エメリ監督は、チェルシーに1点リードを許していた58分にオリー・ワトキンスやジェイドン・サンチョを含む3人を同時投入する勝負に出ました。そのわずか5分後、ワトキンスが同点弾を決めると、84分にはヘディングで勝ち越しゴールを奪い、試合をひっくり返しました。ワトキンスは試合後、スカイスポーツに対し「監督は戦術の天才だ」と称賛を贈っています。

上位陣は譲らず、アーセナルが首位をキープ

優勝争いを繰り広げる上位陣も安定した戦いを見せています。首位のアーセナルはブライトンを2-1で退け、勝ち点を42に伸ばしました。マンチェスター・シティもラヤン・シェルキの活躍で勝利し、勝ち点40で背中を追っています。一方で、最下位のウォルヴァーハンプトンはリヴァプールに敗れ、18試合で勝ち点2というプレミアリーグ史上最悪の開幕未勝利記録を更新する厳しい状況に立たされています。