JDバンス副大統領がミネアポリスを訪問、ICEの強硬姿勢を全面擁護:2026年中間選挙への火種
2026年1月22日、JDバンス副大統領がミネアポリスを訪問。ICEによる大規模な移民取り締まり作戦を擁護し、地元当局やメディアを批判しました。射殺事件や5歳児拘束を巡る議論が再燃しています。
「法と秩序」を掲げる政権と、混乱に揺れる地方自治体。その溝は深まるばかりです。米国のJDバンス副大統領は2026年1月22日、激しい抗議活動が続くミネソタ州ミネアポリスを訪問しました。バンス氏は、同市で展開されている大規模な移民取り締まり作戦に従事する連邦捜査官らを全面的に擁護し、現在の混乱の責任は「極左の扇動者」や非協力的な地元当局にあると主張しました。
JDバンス ミネアポリス ICE 2026 訪問の背景と対立点
今回の訪問は、ドナルド・トランプ政権が推進する強硬な移民政策への支持を再確認する狙いがあります。市内には現在、約3,000人もの連邦捜査官が投入されており、DHS(国土安全保障省)によれば史上最大規模の移民取り締まり作戦となっています。バンス氏は「祖国を守れ」と書かれたICE(移民・関税執行局)の車両を背に、捜査官の正当性を強調しました。
特に議論を呼んでいるのが、1月7日に発生したルネ・グッド氏の射殺事件です。バンス氏は、彼女が車で捜査官に突っ込んだと主張していますが、ロイター通信などの映像分析では、発砲時に車の車輪は捜査官から遠ざかる方向を向いていたことが判明しています。地元当局はこの事件の調査を開始しており、民主党指導部もバンス氏の説明を否定しています。
5歳児拘束と深まる人道上の懸念
また、コロンビアハイツで5歳の男児が一時拘束された事件も新たな怒りを買っています。バンス氏は、メディアが事実を歪曲していると批判し、「父親が逃走した際に置き去りにされた子供を凍え死にさせるべきだったのか」と反論しました。しかし、目撃者である市議会議員によれば、捜査官は父親を連行した後、子供に家のドアを叩くよう促し、その場に残そうとしたと証言しており、双方の主張は真っ向から対立しています。
ミネアポリスのジェイコブ・フレイ市長をはじめとする民主党側は、政権が意図的に混乱を煽っていると批判しています。これに対しバンス氏は、地元警察の協力があれば混乱は収まると述べ、この問題を2026年の中間選挙における重要な政治的試金石にする姿勢を鮮明にしています。
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