北朝鮮、初の原子力潜水艦を建造か 金正恩氏が視察と国営メディアが報道
北朝鮮の国営メディアは、金正恩総書記が同国初の原子力潜水艦の建造を視察したと報じた。事実であれば、地域の軍事バランスを大きく変える可能性がある。
数十年にわたる国際的な制裁網を潜り抜け、北朝鮮が新たな戦略カードを切った可能性が浮上しました。国営の朝鮮中央通信(KCNA)は12月24日、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が同国初となる原子力潜水艦の建造を直接視察したと報じました。この報道が事実であれば、朝鮮半島の軍事バランスを大きく揺るがす可能性があります。
「ゲームチェンジャー」としての原子力潜水艦
原子力潜水艦(原潜)は、従来のディーゼル潜水艦と異なり、長期間の潜航が可能で、航続距離もほぼ無制限です。これにより、敵の監視網を逃れて隠密に行動し、核ミサイルを発射する「第二撃能力」を大幅に向上させます。北朝鮮がこの能力を保有することは、アメリカ本土を射程に収める核抑止力の完成を目指す同国の長年の目標に、また一歩近づくことを意味します。しかし、KCNAの報道は建造の進捗状況や技術的な詳細について言及しておらず、その能力は依然としてベールに包まれています。
国際社会の反応と募る緊張
この報道に対し、韓国や日本、アメリカなどは警戒を強めるものとみられます。北朝鮮による弾道ミサイル技術を使用したあらゆる発射は、複数の国連安保理決議に違反します。専門家の一部からは、北朝鮮が小型原子炉や潜水艦の船体を製造する高度な技術を完全に獲得したかについては懐疑的な見方も出ています。今回の発表は、内外に技術力を誇示し、今後の交渉を有利に進めるための政治的メッセージである可能性も指摘されています。
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