中国 075型強襲揚陸艦「海南」が台湾周辺演習に初参加:2026年の東アジア安保を読み解く
2026年1月、中国海軍の075型強襲揚陸艦「海南」が台湾周辺の軍事演習に初参加。3.5万トン超の排水量を持ち、ヘリ空母としての役割を果たす本艦の動向と、次世代076型ドローン空母への展望をChief Editorが分析します。
静かな海に、巨大な影が差しています。 中国海軍の最新鋭兵器であり、その能力から「軽空母」とも称される 075型強襲揚陸艦の1番艦「 海南」が、ついにそのベールを脱ぎました。 サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が報じたところによると、この巨大艦艇は 2025年12月末、 台湾周辺での大規模な軍事演習に初めて参加しました。
075型強襲揚陸艦 海南:台湾進攻の鍵を握る主力艦
船体に「 31」の番号を刻んだ 海南は、 2021年4月の就役以来、着実にその運用能力を高めてきました。排水量 3万5000〜 4万トンを誇るこの艦艇は、世界最大級の強襲揚陸艦の一つです。単なる輸送艦ではなく、多数の ヘリコプターや上陸用舟艇、装甲車両、そして数千人規模の部隊を同時に運搬できる設計となっており、 中国メディアはこれを「ヘリ空母」として紹介しています。
現在、この075型はすでに 4隻が運用されており、 中国海軍の揚陸能力を支える中核となっています。 2025年12月には、 海南は母港を離れて フィリピン海まで進出し、 オーストラリア軍の哨戒機がその動向を追跡するなど、国際的な注目を集めました。これは、中国が近海のみならず、遠方の海域での作戦能力、いわゆる「ブルーウォーター(外洋)」におけるプレゼンスを強化している証拠といえます。
次世代の076型と無人機キャリアへの展望
軍事アナリストらは、 中国の野心が075型にとどまらないことを指摘しています。すでに、ドローンの運用に特化した次世代型である「 076型」の開発が進められているとされています。これにより、将来的な揚陸作戦は有人機と無人機を組み合わせた、より複雑で高度なものへと進化すると予想されます。
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