トランプ大統領がトニー・ブレア氏を「ガザ和平委員会」に任命:2026年の新中東戦略
トランプ大統領は2026年1月16日、ガザの再建と統治を監督する「和平委員会」を創設。元英国首相トニー・ブレア氏やジャレッド・クシュナー氏がメンバーに任命されました。停戦から非軍事化、再建へと進むトランプ流の中東計画の全貌を解説します。
かつての「テロとの戦い」を主導した人物が、今度はガザの「平和」を担うことになりました。ドナルド・トランプ米大統領は、ガザ地区の戦争を終結させ、再建を監督する「和平委員会(Board of Peace)」の創設メンバーとして、元英国首相のトニー・ブレア氏を任命しました。ホワイトハウスが2026年1月16日に発表したこの決定は、国際社会に複雑な波紋を広げています。
トランプ大統領 トニー・ブレア 氏らによるガザ和平委員会の全貌
ホワイトハウスの声明によると、この委員会はトランプ大統領が掲げる「ガザ終結のための20項目の計画」を遂行する役割を担います。メンバーにはブレア氏のほか、大統領の娘婿であるジャレッド・クシュナー氏、マルコ・ルビオ国務長官、中東特使のスティーブ・ウィトコフ氏ら、政権の中枢を担う人物が名を連ねています。
この委員会は、ガザの安定化と長期的な成功に向けたポートフォリオを管理します。具体的には、統治能力の構築、地域関係の改善、再建支援、そして大規模な資金動員などが含まれます。また、ブルガリアの外交官ニコライ・ムラデノフ氏がガザ担当上級代表に任命されました。
「停火から再建へ」進む計画と拭えぬ懸念
トランプ政権は、この計画が「停戦から非軍事化、技術官僚による統治、そして再建へと移行している」と説明しています。一方で、2023年10月以来の死者が7万1000人を超え、現在も攻撃が続く中、パレスチナ側からは計画の実効性を疑問視する声も上がっています。
特にブレア氏の起用については、2003年のイラク侵攻を支持した過去があることから、強い反発も予想されます。また、クシュナー氏が過去にガザの海岸沿いを「価値ある不動産」と表現したことも、パレスチナの人々の不信感を強める要因となっています。
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