トランプ大統領のグリーンランド買収要求にデンマーク首相が猛反発「売却対象ではない」
2026年1月4日、デンマークのフレデリクセン首相はトランプ大統領のグリーンランド買収要求を強く批判しました。資源と国防を巡る米国の戦略と、ベネズエラ情勢を受けた主権侵害への懸念を背景に、両国の同盟関係に緊張が走っています。
「グリーンランドを売りに出すことは絶対にありません」。2026年1月4日、デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は、米国のドナルド・トランプ大統領に対し、デンマーク領グリーンランドの買収要求を止めるよう強く求めました。この発言は、トランプ氏が雑誌『アトランティック』のインタビューで買収への意欲を再表明したことを受けたものです。
トランプ大統領のグリーンランド買収要求と戦略的背景
ロイター通信によれば、トランプ大統領はインタビューの中で「国防のためにグリーンランドは絶対に必要だ」と述べ、改めて買収の正当性を強調しました。米国政府はすでに2025年12月21日、ルイジアナ州知事のジェフ・ランドリー氏をグリーンランド担当特使に任命しており、この人事はデンマークやグリーンランド当局からの批判を浴びていました。
米国がグリーンランドに執着する理由は、その地政学的価値にあります。欧州と北米の中間に位置するこの島は、米国の弾道ミサイル防衛システムの拠点として極めて重要です。また、豊富な鉱物資源は、米国が中国への輸出依存を減らすための鍵と見られています。
ベネズエラ情勢を受けた主権侵害への警戒感
今回の反発の背景には、直近の国際情勢も影響しています。米軍がベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を拘束し、ワシントンが同国を統治すると宣言した翌日にトランプ氏の発言があったため、デンマーク側では同様の事態がグリーンランドでも起こりかねないという懸念が広がっています。
歴史的に緊密な同盟国、そして自らの意思で売却を拒否している他国の人々に対する脅迫を止めるよう、米国に強く促します。
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