2026年トランプ政権の外交野心:ドンロー・ドクトリンが狙う次の5カ国
2026年、トランプ政権はベネズエラでの軍事作戦に続き「ドンロー・ドクトリン」を掲げ、グリーンランド、コロンビア、メキシコなどへの外交・軍事的圧力を強めています。資源確保と安全保障を名目とした新たな介入主義の全貌を、 Chief Editor が分析します。
ベネズエラでの電撃的な作戦は、序章に過ぎませんでした。トランプ大統領は、ベネズエラの首都カラカスにある大統領官邸を急襲し、マドゥロ大統領夫妻を拘束したと発表しました。この作戦に際し、トランプ氏は1823年のモンロー主義を再解釈した「ドンロー・ドクトリン」を掲げ、西半球における米国の覇権を改めて強調しています。
ドンロー・ドクトリンによる北極圏と南米への圧力
トランプ氏が次に視線を注いでいるのは、デンマーク領のグリーンランドです。米国はすでにピトゥフィク宇宙基地を保有していますが、トランプ氏は「国家安全保障の観点から島全体が必要だ」と主張しています。背景には、電気自動車や兵器に不可欠なレアアース資源の確保と、ロシアや中国の船舶が展開する北極海での戦略的優位性があります。これに対し、グリーンランドのニールセン首相は「併合の空想はやめるべきだ」と強く反発しています。
南米では、ベネズエラの隣国であるコロンビアへの警告も強まっています。トランプ氏は左派のペトロ大統領を「麻薬を米国に売っている病人」と批判し、軍事介入の可能性も否定していません。コロンビアは歴史的に米国の同盟国であり、多額の軍事援助を受けてきましたが、麻薬取締りや石油資源を巡り、両国の関係はかつてないほど緊張しています。
メキシコ、キューバ、そして中東への影響
北米ではメキシコ湾を「アメリカ湾」に改称する大統領令を署名するなど、隣国への圧力を強めています。不法移民と麻薬流入の阻止を理由に、メキシコ国内のカルテル掃討に向けた米軍派遣の提案もなされましたが、シェインバウム大統領は主権侵害としてこれを拒否しています。一方、キューバについては、ベネズエラからの石油供給が途絶えたことで、政権が自然崩壊するのを待つ姿勢を見せています。
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