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IVEがK-POPの頂点へ。ブランド評判ランキングが示す「見えざる価値」と世界の熱狂を分析
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IVEがK-POPの頂点へ。ブランド評判ランキングが示す「見えざる価値」と世界の熱狂を分析

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IVEが12月のK-POPガールズグループブランド評判ランキングで1位に。このランキングが示す真の意味と、世界のファンの反応を専門家が徹底分析します。

データが証明した女王の座:IVEが12月のブランド評判で1位に

韓国企業評判研究所が発表した2023年12月のガールズグループ・ブランド評判ランキングで、人気グループ「IVE(アイヴ)」が首位を獲得しました。これは単なる人気投票ではなく、ビッグデータに基づいた包括的な分析の結果であり、K-POP業界内外で大きな注目を集めています。しかし、なぜこの月例ランキングがこれほどまでに話題となるのでしょうか?PRISM編集部がその背景と世界の反応を深掘りします。

このニュースがバイラルになっている理由

  • 「人気」の可視化:ファンの熱量やメディア露出といった曖昧な「人気」を、具体的な数値と順位で示すため、ファンにとって格好の議論の的となります。
  • 商業的価値の指標:このランキングは、広告契約(CF)やスポンサーシップの重要な指標と見なされており、グループの商業的成功を占うバロメーターになっています。
  • 世代交代の象徴:IVEのような第4世代グループが、BLACKPINKやTWICEといった先輩グループとしのぎを削る構図は、K-POP界のダイナミックな変化を象徴しています。

ランキングの裏側:これは単なる音楽チャートではない

まず、このランキングの特殊性を理解することが重要です。これはCDの売上やストリーミング回数だけで決まるものではありません。韓国企業評判研究所は、以下の4つの主要な指標を分析しています。

  • 参与指数:消費者がブランドにどれだけ関心を持っているか(検索数、言及量など)
  • メディア指数:テレビ、新聞、オンラインメディアでの露出度
  • 疎通(コミュニケーション)指数:SNSなどでのエンゲージメント率(いいね、コメント、シェアなど)
  • コミュニティ指数:オンラインコミュニティやフォーラムでの話題性

つまり、このランキングは「現時点で、どのグループが最も社会的な注目を集め、ポジティブな話題を提供しているか」を示す、総合的な「文化的影響力」のスコアカードなのです。IVEが1位になった背景には、最近の活発なカムバック活動や、メンバー個々のメディア露出が総合的に高く評価されたことが推測されます。

世界のファンの声:賞賛、分析、そして健全な懐疑論

このニュースは世界中のK-POPファンの間で瞬く間に拡散され、様々な議論を巻き起こしました。ここでは、特に洞察に富んだ海外の反応をいくつかご紹介します。

  • 「IVEが1位なのは当然!『I AM』から『Baddie』まで、今年一年間ずっとチャートを支配していた。彼女たちの時代が来たことをデータが証明したね。」(アメリカ / Redditユーザー)

  • 「このランキングの面白いところは、音楽だけでなく、メンバーのウォニョンがハイブランドのアンバサダーとして活躍しているような『音楽外の活動』も反映される点だ。これは総合的なブランドパワーの戦いなんだ。」(イギリス / K-POPアナリストのX投稿)

  • 正直に言うと、このランキングは『直近でカムバックしたグループ』が有利になる傾向がある。でも、それでもIVEがaespaやNewJeansのような強力なライバルを抑えて1位になったのは、彼女たちの勢いが本物である証拠だ。」(カナダ / YouTubeのコメント)

  • 「韓国のエンタメ業界が、いかにデータを重視しているかがよくわかる。タレントの『評判』さえも数値化するアプローチは、他の国のメディアも学ぶべき点があるかもしれない。」(シンガポール / 業界ウォッチャーのブログ)

【PRISM編集部 考察】日本のランキング文化との違い

日本にもオリコンチャートやタレントパワーランキングなどが存在しますが、韓国のブランド評判ランキングは、そのリアルタイム性とSNSへの比重の大きさに特徴があります。特に「コミュニティ指数」が評価項目に含まれている点は、ファンコミュニティの熱量を重視するK-POPならではの文化を反映しています。

これは、単にCDを買う、コンサートに行くといった消費活動だけでなく、SNSでグループについて語り、ミームを作り出し、ポジティブな話題を拡散する「ファンの創造的な活動」そのものが、ブランド価値を高めるという思想に基づいています。IVEの成功は、優れた楽曲やパフォーマンスはもちろんのこと、ファンを巻き込み、デジタル空間で話題を生み出し続けるという、現代のエンターテインメントに不可欠な戦略がいかに巧みであるかを示していると言えるでしょう。これは、日本のエンタメ業界にとっても重要な示唆を与える事例です。

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