「スパム」は缶詰、「ミーム」は生物学?インターネット用語の語源 10選の意外な歴史
インターネット用語の語源10選を詳しく解説。「スパム」や「ミーム」、「ファイアウォール」など、私たちが毎日使うデジタル用語が実は数百年前から存在する意外な歴史を持っていることを知っていますか?
毎日何気なく使っている「オンライン」や「アップロード」という言葉ですが、そのルーツが実は数百年前にあると知ったら驚くでしょうか?現代のデジタルライフを支える語彙の多くは、コンピューターが発明されるずっと前から存在していました。今回は、デジタル時代のキーワードがたどってきた意外な変遷をご紹介します。
身近なインターネット用語の語源:食べ物から軍事用語まで
まずは、メールボックスを埋め尽くす「スパム(Spam)」です。これは元々、1937年に発売されたホーメル社の味付けハムの缶詰の商品名でした。1970年代のコメディ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」で、メニューがスパムだらけで連呼されるコントが放送され、そこから「執拗に繰り返される不要なもの」という意味に転じ、1993年の掲示板への大量投稿をきっかけにネット用語として定着しました。
また、SNSで欠かせない「ミーム(Meme)」は、進化生物学者のリチャード・ドーキンス氏が1976年の著書『利己的な遺伝子』で提唱した造語です。文化を伝達する単位を、遺伝子(Gene)になぞらえて命名されました。インターネット上で画像や動画が爆発的に拡散される現象を指して使われ始めたのは、1998年頃と言われています。
物理的な「壁」や「線」がデジタルへ
セキュリティーの要である「ファイアウォール(Firewall)」の起源は、なんと1578年まで遡ります。元々は火災の延焼を防ぐための文字通りの「防火壁」を指していました。この物理的な概念が、コンピューターを不正アクセスから守る比喩として1990年代に採用されたのです。
「オンライン/オフライン」における「ライン」は、もともと鉄道の路線を指していました。1918年頃のアメリカで、鉄道沿線にある場所を「オンライン」と呼んでいたのが始まりです。その後、1950年代にコンピューターネットワークへの接続状態を表す言葉として転用されました。
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