シリア軍がデイル・ハフェルで作戦開始:SDFは2026年1月17日の撤退を表明
2026年1月16日、シリア軍がデイル・ハフェルで作戦を開始。これを受け、SDFリーダーのマズルーム・アブディ氏は翌朝のユーフラテス川以東への撤退を表明しました。アレッポ東部の軍事情勢と外交的背景をChief Editorが分析します。
ユーフラテス川を越える大規模な移動が始まろうとしています。シリア軍がアレッポ近郊での激しい衝突を受け、クルド人勢力が支配するデイル・ハフェルへの軍事作戦を開始しました。これに対し、クルド人勢力主体の「シリア民主軍(SDF)」は、地域からの全面撤退を決定したことが明らかになりました。
シリア軍のデイル・ハフェル進軍とSDFの撤退決定
ロイター通信など複数の報道によれば、2026年1月16日、シリア政府軍はアレッポの東約50キロメートルに位置するデイル・ハフェルへの攻撃に向けた警告を発しました。政府軍側は、この地域がアレッポ市内や東部近郊に対する「テロ作戦の出撃拠点」として使用されていると主張しています。
この動きに対し、SDFのリーダーであるマズルーム・アブディ氏はSNSのXを通じて、部隊をユーフラテス川以東へ再配置することを発表しました。友好国や仲介者からの要請に基づく判断としています。
米主導の有志連合による仲介は結実せず
今回の軍事行動は、米国主導の有志連合とクルド人勢力が緊張緩和に向けた会合を持った直後に行われました。外交的な努力にもかかわらず、シリア政府軍は実力行使を選択した形となります。
記者
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