2026年韓国海兵隊指揮権回復：50年ぶりに陸軍から独立、軍構造を大幅改編
韓国国防部は、50年ぶりに2個海兵師団の指揮権を陸軍から海兵隊へ返還すると発表しました。2026年韓国海兵隊指揮権回復を皮切りに、2028年までに完了する計画です。
50年もの間、陸軍の指揮下に置かれてきた韓国海兵隊のプライドが、ついに本来の場所へと戻ります。韓国国防部は2025年12月31日、現在陸軍が保有している海兵隊2個師団の作戦統制権を海兵隊へ返還すると発表しました。これは、海兵隊の独立性を確保し、軍の指揮体系を現代化するための抜本的な改革の一環です。
2026年韓国海兵隊指揮権回復のスケジュールと背景
聯合ニュースによれば、今回の計画により、第1海兵師団は2026年末までに、第2海兵師団は2028年までに順次、指揮権が海兵隊へと移譲されます。現在、第1師団は陸軍第2作戦司令部、第2師団は陸軍首都軍団の管理下にありますが、この歪な構造を解消するのが狙いです。
国防部の安圭伯（アン・ギュベク）長官は会見で、「海兵隊は引き続き海軍の傘下に留まりますが、海兵隊司令官には各軍の参謀総長と同等の指揮権と監督権が付与される」と説明しました。これにより、海兵隊は名実ともに独立した作戦遂行能力を持つことになります。
4つ星将官への格上げと今後の展望
今回の改革は、李在明（イ・ジェミョン）大統領が進める「陸・海・空」三軍構造の再編および海兵隊の独立性強化という公約に基づいています。政府は現在3つ星（中将）である海兵隊司令官を4つ星（大将）に昇格させる案も検討しており、実現すれば軍内での海兵隊の影響力はさらに強まる見通しです。
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